でも、考えてみれば当たり前なのかもしれない。なんたって「豆腐を作ったあとの残り」なのだ。これが最初から物凄く美味しいのなら、廃棄処分になどならないに違いないのだ。
ちなみに実家のある秋田では、おからのことを「とふかす」(豆腐カス)と呼んでいた。あんまりなネーミングだが、考えてみれば実に的を射た表現ではある。
卯の花なんて洒落た名前で呼ぶ人は、私の回りには誰もいなかった。
食べやすくするには
さて、この豆腐カスをどうやって「よりしっとりと」「より食べやすく」しようかという話だ。箸で持ってもボロボロとこぼさないように、固めてしまえばいいんじゃないか。それならグッと食べやすくなるんじゃないか。
…と考えた結果、これの助けを借りることにした。
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