米に字は書けるが、穴は開くのか
さてここでルーターを使う。糸の通る穴があくくらいの細いヘッドにして、まず1個に穴を開けてみよう。
押さえどころがないよ。
力を入れればおのずから逃げていき、軽くはさめばルーターの衝撃で飛んでいく。おまえ(米)はどうしてそうなんだ。
ここで思いついた。穴埋め用パテ、あれを土台にしよう。
大成功である!
パテがうまい具合に米をキャッチ。ルーターが米を貫通してパテに到達するときは手に感触が伝わるのでそこで止めることができる。
1個につき1分ほどかかるが、そして米は、ゆうに300個ほどあると思われるが、気長にやっていこう。
いきなり熟練工の技を要求される、米に
しかし・・・数個やってみてわかった。あの穴の開けることのできた米は、例外だったのだ。希少種だったのだ。
300個もの米に穴を開けねばという焦りからか、ルーターを突き入れていく速さがだんだん増していき割れる。また、ルーターの回る速度を上げたら割れる。下げても割れる。土台となるパテがゆるんでも割れる。固めても割れる。
ぜんぜん加減がわからない。
相手はただでさえ小さい米だ。米の中心からちょっとズレても命取り。ルーターの芯がちょっとブレても命取りだ。もう やんなってきた。
もう穴を開けるのはやめだやめだ。あーきらーめた。 チェーンにちょくせつ貼りつけていくことにした。
正直このページは失敗の全記録である。なんなら読み飛ばしていただいてもかまわなかったのだがすごく大変な作業だったので載せたのさ。