東京タワーは東京の最も有名な建築物のひとつだろう。 その有名な東京タワーに、なんとロープウエイが設置されたのをご存知だろうか。 テレビでもラジオでもあまり報じられていないので、そんな話し聞いたことがないという方がほとんどだろうが、本当なのである。 そんな秘密に包まれた東京タワーのロープウエイを観察してきた。
(工藤 考浩)
深夜の東京タワーへ
とある日、東京タワーの近くを通りかかった際に、タワーの上部から地面に向かって数本のロープが伸びているのを発見した。 不思議に思って近くに行って見ると、地上のロープの付け根部分に工事用の囲いがしてある。 囲いの中をのぞいてみると、クレーンのようなものがついている。 現在東京タワーは工事中である。 このロープは地上から工事の資材かなにかをタワーの上部まで釣り上げるためのものではないだろうか。
動かない
その場でじっと待ってみたが、クレーンに動く気配はない。 このまま何時間も待つのはくたびれるので、東京タワーに問い合わせて、後日あらためてやってこよう。
教えてもらえない
東京タワーの広報の方に確認したところ、確かにあれはクレーンで資材を運ぶためのロープウエイだとの事。 しかし、クレーンを動かすのは深夜で、毎日動くものではなく、実際にいつ動くのかは広報では把握していないという説明だった。 仕方がない、どうしても動いているところを見たいので、深夜の東京タワーに通ってみる事にした。