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フェティッシュの火曜日
 
マンガのようなボロTシャツを作る


これが問題のボロTシャツ

最近「あしたのジョー2」のDVDを見たのだが、登場人物のTシャツのボロ具合が、よく考えるとなんだかおかしい。

裂けているのだ。いくら貧しくてTシャツの替えがなく、そのTシャツで激しい練習をしたとしても、あのようなボロけ方はない。

以来、いろんなアニメを借りてはTシャツの袖や裾ばかり見ている。この表現、だんだん気になってきた。気になってきたので1回、あのとおりのものを自分で作ってみよう。

この企画のためにミシンを買いました。

乙幡 啓子


まあ、表現の常套手段ですけどね

たまたま見た回では、特にマンモス西のTシャツがボロボロだ。素材が綿とは思えない。わら半紙だろうか。


ピシッと折り目正しく入った亀裂。
このときはジョーもボロT。

「釣りキチ三平」「ガンバの冒険」など、最近古いアニメを見ているのだが、まず裂けてますね、シャツが。

ボクシングや釣りなどのハードなスポーツ、イタチ退治などの冒険、そのような激しい動きで衣類がボロくなっていくのは当然。つまりアニメにおいて「戦う者のTシャツはボロい」という公式が導き出されるわけだが、問題はそのボロくなる方法だ。衣類っていうのはあのように裂けていくものなのでしょうか。


映像資料がないため、フィギュアで。「ガンバの冒険」の忠太の裾も割れております。

 

家でも発見、ボロ衣類

ちょうどボロいTシャツが家にあったので検証してみよう。これを着てスパーリングをしたり延々と海を泳いで渡ったりしたことはないが、かなりの経年変化が見られる。


襟元にはほつれ。
シースルーかと見紛う布地。タイツなどはこうなりがちです。
しかし袖口はご覧のとおり無傷。
ちなみにパンツの裾。まあ摺れてこうなるよね。

上のTシャツは古着屋で5年ほど前に買ったもの。その5年間でかなり着古しているうえ、買う以前の古着自身の歴史もあってか、けちょんけちょんに布地が薄れてかわいそうなことになっている。

しかし裂け目ができるか、といえばどうだろう。
左上の襟元の写真がそれに近い状態だが・・・これは裂け目に含めないものとして話を進めていく。

ではもし新品のTシャツに、あの裂け目を表現したとしたら、マンモス西たちのような、戦う者の着る雰囲気を出せるのであろうか。冒険の勲章は手に入るのだろうか。

スーパーで安い白Tシャツを買ってきたのでこれで検証してみよう。


2枚組599円。

戦わない者は去れ。

戦いの証しを刻んでいく。ハサミで。自宅の茶の間で。
戦いの証しを確かなものにしていく。ブラザーミシンで。

 

 
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