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ひらめきの月曜日
 
北海道・バス停待合小屋あつめ

■クリアタイプ

全体的にガラスなどでできていて透けるのがこのタイプ。
まわりが透けることで待合小屋の中が明るい、またはバスが来た時にわかりやすいといったメリットがあるかと思われる。

ただ、バス停の窓全体に言えるが、ガラス窓にすると人為的に割られるもしくは風雨にさらされて割れてしまうといったことが考えられるため、ガラスの代わりに厚いビニールを当てている場合も多い。

このクリアタイプは、人通りが多く、割られない・もしくは割れてもケアできる場所に置かれているようにも思える。


四方が透明なクリアタイプ。バス会社が設置しているらしく、市町関係なくたまに見かけるタイプ。
札幌ドームの近くにあったので、ドームを意識していると思われるデザイン。かっこいい。
建物自体は半円刑で、屋根の真ん中に切り返しがあったりと、待合小屋はかっこいいがバス停自体は傾き気味。
北広島市近辺は、このタイプが主流らしくたくさんあった。サイドが上向き矢印みたいでかっこいい。

数年前、マイナス8度の中、ここでバスを待ったことがあるが、風を避けられるだけでもありがたかった。でもやっぱ寒い。

 

■ブロックタイプ

待合小屋で最も多いのがこのブロックタイプ。
見た目も味気ないし、古いものが多いし…と見逃しがちだが、よく見るとひとつが違っていて、まったく同じものはないのである。
もしかしたら、そのとき余っていたブロックを適当に使って作ってるんじゃないだろうか。

どうしても地味になりがちなブロックタイプだが、それでも観察すれば、待合小屋を作るにあたり、大なり小なりの工夫が見て取れる。 


典型的なブロックタイプの待合小屋。屋根と壁の色が公衆トイレのような…。。
端は茶色、足元は黒のブロックで色分け。風呂場のようだ。
屋根はさびているし、窓は板が打ちつけてあるし…とボロっちい待合小屋。バス停までボロっちい。なぜここだけこんなに。
なんだか「ひとんち感」のあるたたずまい。場所がなかったのか、やや高床。
どうしても地味なブロックタイプだが、表は緑で、中は茶色と、カラーリングに工夫が感じられる。
こちらも表と中でブロックの色が違っていた。表と中で色を変えるのは、ブロックタイプの隠れたオシャレだろうか

バス停と妙に離れている待合小屋はいくつか見かけたが、今回、最も離れていた待合小屋。バスを待つあいだ、油断は禁物だ。

 

■その他タイプ

今までに紹介した「ロッジタイプ」「れんがタイプ」「クリアタイプ」「ブロックタイプ」には属さないと思われる待合小屋を紹介。

立派なものから、小ぢんまりしたものまで、ユニークな待合小屋があった。


素材不明、民家のような壁だった。中にかっこいいお兄さんが座っていたのであなどれない待合小屋。 小さい!誰かと待ちあったら気まずい空間になりそうな待合小屋。3人でぎゅうぎゅうだ。
待合と自動販売機が合体した小屋。自動販売機の方が広いので、待合小屋の方がオマケかもしれない。 トタン物件。妙に入口が広いオープンなつくり。大雪に耐えられるか少し心配だ。
こちらもトタンだろうか。交通安全の旗がいきおいよくはためいていた。草に埋もれがち。 こちらもトタン。ちゃんと水色のペンキで塗られていたり、いくつか看板が貼り出されているのに、かなり草に埋もれていた。
右にあるのが待合小屋で、左にあるのはよそのお宅の物置小屋。待合小屋を探していると、物置にまで反応してしまう。 黄色と緑の明るいカラーリングに、真ん中がクリアになっているので開放感がある、半クリアタイプ。
バス停、待合小屋、掲示板がセットになっているらしく、近辺でよく見かけたトタン小屋。ところで入口は2ヶ所必要なの? 左の待合小屋の色違いバージョン。色が違うだけで雰囲気もけっこう変わる。そしてやっぱり入口は2ヶ所。
バスターミナルというわけではないのに妙に立派な待合小屋。小屋というか、もう建物。ガラス戸までついているし。

 

■小屋を眺めていると見えてくるもの

当初、このバス停の待合小屋は、バス会社が設置しているものだと思っていた。
しかし今回、9つの市町を回ってみて気づいたのだが、市町によってはっきりと違いがある。
とある市ではキレイな待合小屋が多いが、ある市ではボロ…いや年季の入った待合小屋ばかり。また、待合小屋が全然ない市もあった。

ユニークな待合小屋の多かった、江別市役所にうかがったところ、やはり待合小屋は、一部を除いて市町の補助金でつくられているとのこと。
それで、市町によって差があるのだと思われる。

今回は札幌近郊の市町を回ったが、以前、道東を旅行していた際、このような待合小屋を見かけた。


道東で撮影したファンシーな待合小屋。
塔部分のガラスが黄色なのが凝っている。

こんな風にテンションの高い、さまざまなデザインの待合小屋が点在していた記憶がある。

雪が多かったり、風除けになるような建物があまりないなど、待合小屋を必要とする土地ほど、待合小屋のグレードが高いような気がする。


北海道の郊外を車で走るときは、道路脇のバス停待合小屋にも要注目だ。
安全運転の範囲で。

■たかがバス停されどバス停

私は12月生まれのため、免許更新の際は大雪が降っていることが多い。
数年前の免許更新の時も大雪だった。写真撮影を終え、トイレに入ると鏡に映っていたのは、目のまわりが真っ黒になった自分。
大雪の中でバスを待っているうちに、マスカラが落ちて真っ黒になっていたのだ。バスを待つ者同士で「バス遅いですね」「何時からでしたっけ」と雑談を交わしている中、私を見てギョッとしていた人がいたのも、そのせいだったのだ。出来上がった免許証を見た友人からは、「休日はゴス系メイクなんだね…」と不審がられたものだ。
あの時バス停に小屋が、いや屋根さえあれば、と今でも思わずにはいられない。

そんな冬の北海道で、私たちを守ってくれるであろう待合小屋。
実は中には、残念ながらゴミが捨ててあるものも多かった。
皆さん、きれいに使いましょう!
私のどうでもいい思い出話とともに、ひとつよろしく。

シャイなバス停を発見。

 
 
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