街の音の地図をつくる
いよいよ外に出て街の音を聞いてみよう。日曜日の夕方、東京・山手線のとある駅(今は伏せます)に降り、周辺を歩きながら録音してみた。
マイクを通してイヤホンごしに聴く街の音は、増幅されていつもより大げさに聞こえてくる。
場所のヒントです
そしてできたのが下の地図。
マウスを動かすとその場所の音が聞こえてくる。駅前の喧騒が伝わるでしょうか。
山手線のとある駅周辺 (音が出ます)
大まかにいって、地図の左側からは商品の売り込みの声が、右側からは人の話し声が聞こえる。商品はゲームソフトなどのようだ。
この地図の場所、お分かりになりましたでしょうか。そう、答えは秋葉原(←黒い部分をクリックで表示されます)なのでした。
音で記憶がよみがえる
電気製品を宣伝する声や、広場にひびく駅の発車ベルの音。だんだん夕焼けの色に染まっていく駅前を眺めていた日曜日の風景が、音を聞くことでありありとよみがえってくる。
写真にはない臨場感が、音にはあると思う。
音の世界地図がほしい
音の臨場感はすごい。目を閉じると本当にその場所にいるような気分になる。
今回は駅周辺の狭い範囲だけだったけど、これが世界地図になったらどんなに素敵だろうと思う。サハラ砂漠でラクダがげっぷする音や、ニューヨークの交差点にひびくクラクションが聞こえたりするのだ。たまにだれかが喧嘩する声が聞こえたりして無駄にはらはらするかもしれない。
そんな地図があったら、一日中でも聞いていたいです。