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チャレンジの日曜日
 
学生による統計がすごい
「最近の若い者はなかなかやりおるわい」


 先々週の金曜から先週の日曜まで、新宿駅西口地下のイベントコーナーで、統計グラフ全国コンクールの優秀作が展示されていた。全国の小中高校生による優秀作品なのだ。

 この新宿での展示を「統計データ・グラフフェア」といって、なんだか小難しそうな響きではあるけれど、ちょっと見てみるといきなり引き寄せられ、ザ・統計ワールドで知的な快楽を楽しむ結果となった。

 とりあえずついてきてくれ。面白いから。

ライスマウンテン

きっかけは海の男。

 統計データ・グラフフェアの世界に引き込まれてしまったのは、入口近くにあった「統計グラフ全国コンクール」の特選作品。


長崎は隠岐の小学生1,2年生による
「海ではたらくおとうさんがんばってね」

こんな統計ってあったのか!と思った。地方色っていいよね、ほんと。うらやましいよ。

中央に書かれた「お父さんのすごいところのベスト5」
1.魚つりがじょうず
2.魚のすみかがわかる
3.ちからがつよい
4.およぎがじょうず
5.ふかいところまでもぐれる

魚の住処がわかるのが多数派なのがすごいぜ隠岐!ベスト5に「深いところまで潜れる」がランクイン、すごいよ、隠岐のお父さん!本気で隠岐に行きたくなりましたよ。グッとくる。


お父さんはどんな魚をとっていますか?

 都会っ子でヒヨっ子なライスマウンテンとしては、イサキ知らんですよ。サザエやあわびをとってくるなんてなんて素敵な家庭!もうスーパーの刺身売り場で切り身買っている場合じゃないですよ。

 また、その横に書かれている統計グラフもまた魅力的の一言に尽きる。


どんな手つだいですか?

 海のともだちだからこそできるものばかり。「うにわり」「うにかき」って都会っ子は知らないだろう。「えさやり」ってどんなえさをやるのだろう。「どうぐづくり」ってどんな道具を作るのだろう。「そのほか」に描かれた絵も細かく、海のともだちだからこそ描けるのだろう。

 ああ、ないものねだり。この入口にあった特選作品ですっかりこの統計・グラフフェアに引きづり困れてしまった。次のページでは個人的にグッと来た作品を紹介しますぞ。


 

 
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