先週寄稿させていただいた「羽咋駅前の効果音っぽい石彫巡り」で訪れた石川県羽咋(はくい)市。なんとここは“UFOに会えるまち”として有名なのだそうである。Wikipediaを見たら書いてあった。
するとあの石彫達は宇宙人からのメッセージだったのだろうか。
そんなUFOと石彫のまち羽咋にあるのが、あのNASA(アメリカ国立航空宇宙局)が特別協力したという宇宙科学博物館、コスモアイル羽咋だ。
さすがはNASA、かなりすごい展示でした。
(text by 玉置 豊)
目印はロケット
羽咋駅東口を出て、きょろきょろとUFOを探しながら地図を頼りにコスモアイルとやらを目指してしばらく歩いていくと、遠くの方に細長い建物が見えてきた。
あ、ロケットだ。
どうやらあそこが目的地らしい。羽咋はUFOのまちなので、もしかしたらコスモアイル以外にもロケットがある可能性がなくはないが。
小雨の降る中、ロケットを目指して歩くという人生初の体験をしばらく楽しむこと数分、UFOっぽい建物のコスモアイル羽咋に到着した。
すでに建物の外で「ロケット」という科学技術の代表と、「UFO」という超常現象の代表がせめぎ合っている不思議な博物館、それがコスモアイル羽咋。
さて、建物の中はどっち寄りなんだろう。
アポロ・ルナローバーがお出迎え
建物に入ると、いきなり宇宙っぽいオープンカーが置かれていた。これ、テレビかなにかでみたことがある気がする。頭の中で戦隊もののメカと混ざっているかも知れないけれど。
説明書きによると、これは「アポロ・ルナローバー」という月面車で、自由に乗って記念写真ができるのだ。
これはさすがに月面を走った実物ではないのだが、それでもアンテナ等の素材には実際と同じもの使われているらしい。
シートに座ってみると、目の前にメカメカしたスイッチがたくさんあるのだが、これはお触り禁止。もしかしたらこのスイッチをいじったら本当に動きだすのではという期待感がある。ポチポチしたい。
入り口の時点ですでにテンションがあがってしまうコスモアイル羽咋、すでに50枚くらい写真を撮ってしまった。デジカメでよかった。
さあ、ハイテンションになったところで二階の宇宙科学展示室へ進んでいこう。