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フェティッシュの火曜日
 
傘があれば忍者になれる
忍者登場

いけない。忍者のことをすっかり忘れていた。
80年生まれ、忍者ハットリ君を見て育った僕だ。あの頃、忍者には人一倍あこがれていたはずなのに。

最近、ふと忍者のことを思い出して、僕はけっきょく忍者にはなれなかったんだな、なんて思った。
いや、しかし本当にそうだろうか。もしかしたら大人になった今なら忍術も使えるかもしれない。

今日は傘を使った忍術の数々を、みなさんにお見せしたい。

※記事中の動画はぜんぶ音が出ます。

(text by ざんはわ



今日の登場人物

 石川大樹 ざんはわの忍者のほう

 大北栄人 ざんはわの忍者じゃないほう


傘を使った忍術を考えました

 石川

大人になった今なら、もしかしたら忍術も使えるかもしれない。
とはいえ、正直、体力やすばやさには自信がない。しかし大人には知恵がある。
知恵を絞って考えた結果、傘を持てば忍者になれるのではないか、ということに気づいた。考えれば考えるほど、実は傘って忍術に最適な道具なんじゃないかと思えてきたのだ。伊賀、甲賀ときて、傘。今日は傘忍者の忍術をみなさんに披露したい。

 大北

ということで呼び出されたわけだが、最近忍者に凝っていて書籍やサイトを眺めていたりする日々だったので、この話を聞いたときには、石川くんはさすがだよなと唸らされた。これからもこの調子でどうか頑張って欲しい。

 

 

忍術1・姿を消す

忍者の基本は隠密にあり。敵に見つかりそうになったときは、すばやく身を隠さなければならないのだ!


 石川

背景と同じ色の傘に隠れることで、うまく風景に溶け込む術だ。大きめの傘であれば消えることも可能である。


敵が来たら傘を構えて
忍者が消えた(マウスオンで居場所がわかります)

 大北

信じてもらえないだろうが、実際に生で見ると意外によく隠れられているという印象を受けた。傘が落ちてるというのは分かるのだけれど、人がいるとは思えなかったし、暗闇なら本当に隠れられたろう。傘忍者石川、やるじゃないか。

 石川

読者のみなさんも驚かれたことと思う。フッと音もなく、突然姿が消えたのだから。僕もまだ初心者ゆえに完全とはいえないが、かなり見えなくなったのではないだろうか。

それでも何だか納得がいかないという方のために、今度は黄色の傘で隠れてみよう。


黄色の傘で隠れる(マウスオンで居場所がわかります)

 

 

忍術2・水の上を歩く

驚異的な機動力を誇る忍者は、水上すらも歩いて渡ることができるというのが通説だ。かつての忍者は「水蜘蛛」と呼ばれる板を使用したが、現代の忍者は傘で水を渡るのだ!


やはりずぶ濡れに

 大北

傘忍者の前に普通の人が、ということで裸足で挑戦してみた。何となくまぐれでいける気がした。11月の水の冷たさが、そうだよな、と我にかえらせた。

しかもよく考えてみれば裸足で水を渡ってもそれは忍者ではなかった。サイババとかそっち方面の人になるとこだった。


 石川

さて、忍者ならどうするだろう。
傘を水の上に浮かべて、その上に立つ。いわゆる水グモの術だ。
傘なら防水加工もされているはず。こんなに高性能な水グモが100円ショップで手に入るなんて、本物の忍者が聞いたら泣いて喜ぶだろう。


傘に乗って水面を歩く忍者

 石川

傘の骨が折れて、思いっきり傘に水が入ってきてしまった。しかもまったく浮いていない。水が浅くなかったらズブズブ沈んでいたところだ。とはいえ、水の浅さも含めて忍法。身の丈にあったシチュエーションを選ぶことも大事だ。

 大北

歯切れの悪い結果となった。しかし、そのヨボヨボした足取りや、一見成功しているようでいて実は沈んでいるという事態は何だか哀愁を誘う。最後のガッツポーズのだらしなさには、こんな人が頑張っているのだから、と勇気付けられさえする。

 

 

忍術3・縄を伝って移動する

木から木へ、建物から建物へと、縄を渡して伝っていくのが忍者だ。ひとり人力ロープウェーとしての野猿は有名だが、滑車を使わなくても現代の忍者は傘で伝うのだ!


 石川

公園にあった遊具のワイヤーを縄に見立てて、傘で伝ってみることにした。
ここで失敗したら、街中なら敵に捕まって拷問、奥地ならワニに食われる。


傘をかけワイヤーを伝っていく忍者

 石川

傘の柄のカーブが浅く、ワイヤーから外れてしまった。幸い落下地点にワニはいなかったので、もう1チャンスある。

次は傘2本でワイヤーを挟み込むようにしてみよう。


失敗が一転、驚愕の展開に…

 石川

体重に耐え切れず、傘の柄がポキンと折れた。するとどこからか子供たちがやってきて取り囲まれてしまった。拷問こそ受けなかったものの、あっという間に取り囲まれて、傘を壊したことを歌いながら責められる。あまりの展開に頭を抱えてうずくまるしかなかった。

 大北

カメラを向けていると、画面の端から何やら小さい人影が。と思ったらターッと走ってきて一人ずつ台詞を言いながら壇上に上がる。歌いながら責める子どもたちはミュージカルのようだった。

あまりにも現実離れした展開が飲み込めたときには、笑いが止まらなくなってしまった。奇跡は起こる、と思った。できるならもっと他の形で目の前に現れて欲しかったものだが。


 

 
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