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はっけんの水曜日
 
ひとり彦摩呂プレイ

(text by 大塚 幸代



先日、「初めて彦摩呂を尊敬した日」という記事を書いた。

あれから、テレビのグルメレポートを、意識して観てしまうようになった。
「おいし〜い!」「あっつあつです!」「ジューシーで…」
みんな、そんなにたいしたことは言ってなかった。
食べ物の味を、言葉で説明するのって、すごく難しいことなのかもしれない。
彦摩呂さんはほんとに努力の人で、天才的なんだろう。

美味しいものを、美味しいと伝えること。
一見簡単そうなのにな……と思いながらゴハンを食べるようになって、
「彦摩呂っぽく食べ物と接すると、人生が楽しくなるかもしれない」
と考えるようになった。

そこで、日常のゴハンを、ひとりで彦摩呂のように描写しながら摂る…「ひとり彦摩呂プレイ」というのを思いついた。

今回の対象は、牛めしチェーン店「松屋」の中で、私がいちばん好きなメニュー、ビビン丼だ。

韓国料理、ビビンバをトリビュートした丼。ビビンバと豚丼の間くらいの味で、肉だけでなく野菜も入っているし、上に乗っている半熟卵も好きなので、よく食べる。

卵をつついて、黄身がとろとろーっと出てくる瞬間は、至福の時だ。

本格ビビンバではなくビビンバもどきなので、混ぜて食べない方もいるが、私は混ぜる派。

とにかくゴリゴリ、まぜて、まぜて、

ゴハンと具を、一体化させる。

これ、彦摩呂さんだったら、何と表現するだろう…。
ウーム、ウーム…と考えながら、動画にまとめてみました。

初めて動画編集というものをしたので、やたらめったら時間がかかった。
ナレーションも、なぜか松浦亜弥さんのようなイントネーションになってしまった。
お見苦しい点はご容赦頂きたい。ていうか、ごめんなさい…。

■あなたもレッツ・ひとり彦摩呂プレイ

ひとりゴハンはたいてい寂しい。でも、「彦摩呂」な気持ちで、

・そのメニューのチャームポイントを無理矢理でも見つけて誉めたたえ、
・とりあえずひとつ、ステキなキャッチフレーズをひねってみる

これをやると、寂しいこともイヤなことも、忘れてしまえる、ような気がする。お勧めだ。 

実は松屋の、ローテンションな味のお味噌汁も、大好きだ。
「これはまさに、味の割烹着美人やー!」

 
 
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