おしぼりアートをはじめたきっかけは何ですか。
「飲み会の席である人(名古屋のテレビ局のプロデューサー)が、おしぼりでオリジナルのウサギをつくったのを見て。
ウサギができるなら、他にできるのではないか?と思ったのがきっかけです。」
おしぼりアートをやっていてよかったなあと思う時はどんな時ですか。
「新しい作品がウケた時です。人前で新作をつくり、『アザラシです』などと言って恐る恐る見せたとき 『ほんとだ!』と盛り上がってくれると、おしぼりアーティスト冥利につきます。」
おしぼりアートは奇想天外なモチーフも多く、大人から子供まで楽しめるものになっていますよね。
新作は「ひらめいた!」と生まれるのですか?それとも「さあ考えるぞ」と生まれるのでしょうか。
「新作はまず、おしぼりを折ったり、丸めたり、ひねったり、いろいろ加工してみて、 何かの形に見えたら、よりその形に近づける手法です。
頭で考えるというより、手を自由に動かして、新作を『発見する』感じです。
だから、赤血球とか、買い物袋とか、突拍子もないものがけっこうあるんです。」
今までのネタで、一番苦労した作品と、思い入れのある作品を教えてください。
「一番苦労したのは『まねきネコ』です。12月に発売される『超×2ウケるおしぼりネコのつくり方』の タイトルに採用されたものの、つくり方をすっかり忘れていて、思い出すまで1週間かかりました。
一番思い入れのある作品は『ペンギン』です。(『おしぼりヒヨコ…』には載っていない簡単バージョンです) このペンギンが一番最初にできたオリジナル作品です。これができた瞬間の感動はいまだに忘れません。つくるのが簡単なので人にも教えやすいです。」
先生はおしぼり以外にもいろんなアイテムでアートを作りますよね。 今目をつけているアイテムがあったら教えてください。
「レジ袋です。2箇所しばるだけで、ウサギがつくれます。 家にやたらにたまっているし、捨てずにアートにすれば地球にもやさしいかと。」
最後に、先生にとっておしぼりアートの一番の魅力は何でしょう。
「人と人とのコミュニケーションに使えるというとこです。昼はファミレスで親子で…夜は飲み屋で同僚と…などなど。
『おしぼり』は『おしゃべり』のようにその場を楽しくしてくれるものなのです。」 |