けっきょく布団がえらい
と言ってはみたものの、みなさんすでにお気づきのことと思うが、実はB説もD説もあたたかいのはふとんのおかげ。イスはあまり関係ない。ヒザに置いたら勉強はしやすいかもしれないが、 別に暖かくなるわけではないのだ。あらら。
イスの防寒力にちょっとがっかりムードになったところで、原典を当たってみよう。キュリー夫人の実の娘が書いた伝記には、こう記されていた。
|
エーヴ・キュリー著『キュリー夫人伝』p.126 |
(前略)一脚しかないいすを引きよせ、それを積み上げた着物の上に置いて、重いのでなんとなく暖かいような錯覚を自分に与えようとするのだった。 |
ということで、正解はB説であった。
そしてイスを置いたところで実際には暖かくないというのも正解。ようは「気の持ちよう」みたいな話であった。なーんだ。
とはいえ、実験のあとガンガンに暖房つけた部屋で薄着になってアイス食ってた僕のような人間は、こうしたエピソードを見習うべきかもしれない。 |