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はっけんの水曜日
 
ムーチーさいに行ってきた

これがムーチー。

 沖縄では旧暦の12月8日に、ムーチーと呼ばれる月桃(げっとう)の葉で包まれた餅を食べると厄払いの意味があり病気にかからないといわれている。

暦の上でのムーチーの日は年明けの1月15日なのだが、先日沖縄県南城市では一足はやく「ムーチーさい」というイベントが開かれた。ここでなんとギネス級のでかいムーチーを作るというのだ。行かねばなるまい。

安藤 昌教



道々に宣伝ののぼりが立っているのだが。
のどかすぎてのぼりだけではたどり着けない。

 

やっとたどり着いたムーチーさい会場。「うふざとヌ」というのは「大里(このあたりの地名)の」の沖縄読み。

会場はどこだ

会場となる大里城址公園は沖縄県本島南部の高台に位置している。はずだ。というのも今回、この会場を探してまさに右往左往した。かなりのどかな場所なので、近くにあまり人がいないのだ(あとでわかったことだが、この日近くに誰もいなかったのはみんな会場にいたからではないか)。道々の要所にのぼりが立っているのだがこれもあまり効果的に僕を会場へと導いてはくれなかった。途中、路肩に止まっている車が2台あったのでたずねようと思いバイクを止めたら、2台は事故を起こしてもめていた。聞けない。

結局途中でガス欠になりながらもとある集落でようやく道を聞き、えらい時間をかけて会場にたどり着いた。

会場は原っぱみたいな場所でした。
昨日まで草むらだったんじゃないか。
起きたら葉っぱに変わっていそうな会場図。

ようやくたどり着いた会場は原っぱのようだった。下草はつい昨日刈ったっぽい。会場入り口で手書き風の案内図がもらえる。

会場は広場を囲むようにしてたくさんのテナントが出店されていた。まずは黒糖テント。行くと割り箸がもらえるのでそれで黒糖をすくってなめる場所だ。それから川えびすくい。金魚すくいの要領で川えびをすくう。川えびだから食べられる。特設ステージでは何か賞を得た子供に野菜が授与されていた。

この他にも酒が50円で売られていたりする。全体的に非常に自由度が高い。実は全員タヌキなんじゃないか、とか疑ってしまう僕は汚れているのだろうか。

こちらは黒糖テント。
勝手になめてよい。
川えびだから食べられる。
イベントの賞品は野菜。

 

会場入り口付近に設置されたクレーンは。

鍋発見

会場にはでかい鍋が設置されていた。風呂です、とかいって入った人間を茹でて食べちゃうんじゃないだろうか。

違う。実はこの鍋で今回、でかいムーチーを蒸すというのだ。直径3.25メートル、重さ900キロ。クレーンは蓋を持ち上げるためのものだ。

クレーンの荷台は開放されているので自由に上ることができる。たまにクレーンが蓋をぶら下げて動くので、そのときだけみんなしぶしぶ頭を下げる。

鍋の蓋を上げるためのクレーンでした。
鍋は下からガスでがんがん炊かれる。
クレーンは自由に乗ってよい。
子供は捕ってきた川えびをクレーン上にキープしていた。
蓋が開けられると会場を月桃の良い香りが漂う。

そのときちょうどムーチーが蒸しあがったとのアナウンスが流れた。蓋がクレーンで持ち上げられ、中から大量のムーチーが現れた。これは標準的なサイズのムーチーで、会場内で販売される。よく見ると勝手に卵とか茹でちゃってる人とか販売用だっていってるのに自由に持っていこうとする人とかいた。

鍋は中敷ごと持ち上げられる。
蒸しあがったムーチー。青い紐が黒糖味、白がプレーン。

 

 
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