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ちしきの金曜日
 
メキシコのフレンドリーなリス達

メキシコのごはん

日本より物価は安いが量が多いので注意して選ばないと一日三食食べられなくなってしまう。うっかり満腹になってしまうとその日は他の物が入らなくなり、とても損をした気分になる。日本ではどちらかというと得した気分になるのに。

メキシコの食べ物は油っこいものも少なく、日本人の口に合いやすいと思った。


チキンスープを頼んだらごはんも入っていた。主食になってしまうよ。でも日本人の口に合うあっさりさですいすい食べてしまった。
タコスの種類はひとつの店でだいたい10種類以上ある。これはポピュラーな牛肉。
でた、モレ。チョコレートソースの料理です。これは濃くて甘くて全部は食べられませんでした・・ 。
メキシコではあまり出てこないパスタ。濃厚なチーズソースでおいしかった。これメキシコにしかないのかな。

 

混沌としている田舎の市場。

市場のタコス

オアハカの市場でタコスを食べたのだが、旅行中一番当たりのお店だった。値段(たしか1000円以下)で適当に3人分持ってきてもらったら、すごい肉の量!つけあわせは数十円。
案の定食べきれなかったけど、あまりに美味しいので残りは包んでもらい、夜のビールのつまみにした。

肉を運んでくるとき、店員さんや他のお客さんが手拍子をする。景気づけなのだろうか。
セボジータ(タコスのつけあわせの王様)。サクサク食べられる焼きネギ。

 

買い食いをしよう

メキシコには沢山の屋台がある。
ごはんでお腹いっぱいになってしまうと間食の楽しみがなくなってしまうので、魅力的なジャンクフードに出会いそうな日は満腹にならないように調整して街へ繰り出したりした。女性にありがちな「小食だけど食べたがり」の人間は計画性が必要なようだ。


カットフルーツは100円なのにこの量。
そしてホテルの朝食にも大量の果物がでてくる。
鶏の丸焼きは筆舌に尽くしがたいおいしさだった。ミルクに漬け込んであるようなまろやかなうまみ。二日連続で食べてしまった。
市場では必ず目にするさけるチーズ。野球ボールくらいの大きさ。ぱさぱさしていてビールにぴったり。
丘の上の茹でトウモロコシ屋さん。
マヨネーズ・ライム果汁・唐辛子で食べる。トウモロコシ自体に甘みがないせいかサラダ感覚だった。
ウチワサボテン。現地人はこれを生のまま食べ歩くそうだ。
ホテル前の八百屋で1枚20円くらいで購入。おじさんがトゲを削いでくれる。醤油バターでソテーにして食べたらおいしかったです。

 

ビジネスマンの朝食

最終日の朝、通勤途中のビジネスマン達が立ち止まっている屋台をみつけた。エンチラーダというメキシコのファーストフードを売っている。朝食がまだだったので、見よう見まねで作ってもらうことにした。指さし会話帳を見ながらメニュー表を解読していると、ビジネスマンが「これは○○で・・」とカタコトの英語で教えてくれた。
自分の顔くらいの大きさ!
朝から鉄板でじゅうじゅう肉を焼く。
生地は注文を受けてからのばしている。
皆さんのおかげで無事注文できました。後ろの女性がよかったねーみたいな事を言ってくれた。
この近辺の会社に徒歩で行く途中らしい。日本の立ち食いそばみたいなものなのだろう。

みんな勤め先は違うけれど毎朝ここで顔を合わせている顔なじみのようだった。お互いの名前も知らないかもしれないが、街角で一緒に立って同じものを食べながら他愛のない話をする朝。なんか素敵な関係だなと思った。

去るときはみんな「良い一日を」と言い合う。日本語訳すると朝のテレビ番組でしか聞かないような言葉だけど、別れ際にさらりとこういう言葉が交わせたら心地いいだろうなと思った。

しかし・・・このエンチラーダは全部食べるのにかなり苦労した。この日は夕方までお腹が空かなかった。みんなよく食べられると思う。


 

 
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