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ロマンの木曜日
 
東京で冷凍マンモス

じっくり見学できそう

あんまりにもお客さんがいなくてちょっと心配になるが、あこがれの冷凍マンモスをじっくり見学できるのだからと好意的に解釈した。
それから、展示スペースがビル内のすみっこで、おもったよりも小さいなという不安もよぎったが、何といおうと冷凍マンモスである。
いざ。


展示室内の写真撮影は禁止だ

 

いよいよ展示室へ

入り口の受け付けでお金を払い、展示室内へと入る。
残念ながら展示室は撮影が禁止されているので、ここからは絵を描くのでそれを参考にしていただきたい。


発掘現場等のパネル展示が続く。あちこちに係の人がいる

 

展示パネルを見せられる

展示室内は曲がりくねった通路になっており、その壁にマンモス発掘現場の写真や、地図、マンモスの歴史などを説明したパネルが並んでいる。
これはおそらく、見学者が殺到した場合に順番にマンモスまで進ませるための工夫だろう。
ディズニーランドのアトラクションと同じ仕組みだ。
あと、やたらとあちこちに係の人が立っているのも混雑を予想してだろう。
みんなひまそうで気の毒だ。


液晶ディスプレイも並んでいる

もっともらしいことが書かれたパネルを見せられながら、回廊のような通路を歩かされる。
こういうのを見せられれば見せられるほど、マンモスへの期待が高まる。
途中から、展示パネルが液晶ディスプレイとなり、マンモスのCTスキャン映像みたいなのが流れている。
また、なぜかただGoogle Earthの画面が流れているディスプレイがあり、老夫婦が「凄いねえ、これ」と言いながら眺めていた。


そろそろマンモスか?

 

ぐるぐるまわってマンモス

つづらがイロハくらいあっただろうか、その先にどうやらやっとマンモスがあるらしい雰囲気だ。
すこしもったいぶった演出だけれど、そのぶんワクワク度は高まった。


警備の人とガラスケース

 

ガラスが見える

最後の角を曲がると、突き当たりに警備の人が立っていた。
その脇に、ガラスの窓が見える。
気付かないふりをしていたが、展示室を外から見た感じでは、そろそろ出口になるはずなのだ。
マンモスを展示するスペースが無いように感じられる。
どうなっているのか。
もしかすると、あのガラスの中にマンモスがいるのだろうか。


あらー。

 

やっぱりそうだった

警備員さんのとなりのガラスがマンモスの展示ケースだった。
水族館の水槽よりも小さい。
大きめの冷蔵庫の、冷凍室の扉のかわりにガラスがついているみたいな感じだ。
むーん、マンモスちっちぇー。


でかい犬くらいの大きさだった

はー

僕の前を一人で歩いていた、昼休みにちょっと寄ってみましたといった様子のOLさんもマンモスを見た瞬間「あっ」っと小さな声を上げた。
僕もマンモスのあまりの小ささに「あっ」という気持ちだった。
心にぴゅーっと風が吹いた気分だ
マンモスって大きいんだと思ってた。
いや、確かによく見ると毛のはえていたっぽい感じとか、いろいろ学術的に凄いんだろうなあと思おうと思えば思えなくも無いと思えるけど、でもちっちゃいのだ。
どうやら赤ちゃんマンモスらしいが、それにしてもでもでも。
このちっちゃさは、ある意味インパクトをあたえてくれるくらいのちっちゃさだ。
何も知らない友達や彼氏彼女を「マンモスを見よう!」と誘って、実物を見た時の様子を観察するという楽しみ方もできると思うので、興味のある方はぜひ。
あんまりにもだったので、隣のビルでインディアンカレーを食べた


 
 
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