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フェティッシュの火曜日
 
たこせんをミルフィーユにしてみる


「たこせん」ってご存知でしょうか。たこ焼きをえびせんで挟んで食する、大阪名物のB級グルメ、「路上グルメ」だ。私はこの手の食べ物が大好きだ。

大好きなのでたくさん食べたい。「たこせん」をどんどん積み上げて、ケーキの「ミルフィーユ」みたいにしたらどんな景色が見えるだろうか。

乙幡 啓子



たこせん実践

この「たこせん」、関東圏にはあまりなじみのない食べ物だろう。見たことない方もいらっしゃると思うので、まずは実際に「たこせん」がどんな雰囲気のものか見ていただこう。関西圏の方はいろいろ一家言あると思うが、ご容赦願いたい。


本当は楕円形のえびせんなのだが、丸いのしか売ってませんでした。

ソースを塗って、・・・
そこにたこやきをボーンと。
上からもう一枚えびせんをギューッと。
そしてかぶりつくのです。

味は「えびせんでたこ焼きを挟んだような」味だ。そのままだ。でもうまくないわけがないだろう。えびせんにたこ焼き、そしてソース、マヨネーズだぜ。

これを「ミルフィーユ」に仕立てるにあたっては、やはり考えなければならないのは「厚さ」。何層も重ねていくのだから、一層はこのくらいにしないとやっていけないのではないか。


どうしてもたこ焼きでなければならないのだろうか。

 

人生初のたこ焼き体験だ

その薄さを実現するにはどうするか、ということになるのだけども、市販のたこ焼きではたこの厚みが邪魔してダメな感じになるのではないか。だとしたら自分で作るしかあるまい、たこ焼きを。でもうちにはたこ焼き器がない。

仕方なく専用鉄板を買いに出た。しかし近所の大き目のホームセンター数件に立ち寄ったが、売ってない、売ってないのだ!大阪人ならここで激怒するところでしょうな。

遠く離れた出先の近くのスーパーでやっと見つけ、重い鉄板をよたよたと持ち帰り、さっそくたこ焼きの準備だ。初めてのたこ焼き。ピックでくるんとひっくり返す、あれを長年やってみたかった!


鉄板だけなのに約3kg。

薄く重ねていくことを考え、たこも薄切りに。
えびせんは、あらかじめ小さく切っておきたい。

破片が出るたび、ぱくつきながら作業。

なるべくもったいなくないように、間に挟むたこ焼きは1段に付き1個づつとする。よってえびせんもそれに合わせて小さめに、ケーキのほうのミルフィーユみたいに四角く切る。

そして、たこ焼きだ。


具はオーソドックスに、干しえび・天かす・紅しょうがを用意。
種を少なめに入れて具をパラパラと振り、またその上から種を。
テキヤになった気分で、楽しいぞ。
初めてにしてはまあまあの出来では。

ピックでくるくるとひっくり返し、1個1個の面倒をみる。こりゃ楽しい。鉄板が手に入ったんだから、これからはうちでたこ焼きパーティをひんぱんにしよう。

とか今は言ってても、鉄板はこの後台所の棚の奥にたぶんしまわれ、再び日の目を見るのはいつの日のことか、ということになるのだろう。

などと思ったのは、のちのお話。
さていよいよ、たこせんミルフィーユ、「ミルたこせん」へと着手だ!


 

 
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