上はかなり前衛的な山水表現だ。なぜだか白い玉砂利を敷くあたりはセオリー通りだが、「山」がない。そこにあるのは「水」のみだ。
いやいや、伸びゆく消火栓の高さをもって「山」としたとも解せるのではないか。
素人は「庭園風にする必要あったの?」と思うかもしれないが、これは水の存在がありつつもうるおいを感じさせない点を逆手にとり、植物をあえて配さないことで逆説的に「枯山水」の趣を醸し出すという高度なテクニックなのだ。自分でも何言ってるか分かりませんが。
まあ「散水栓だけに山水」ぐらいに思っておいてください。 |