「本来は」といったのはなぜかといえば、「小学校低学年の子たちにそのような自主的な行動をさせるのは難しい」ということだ。
隊長さんと話をしたのだが、この年代の子たちは「ギャングエイジ」といって、特に扱いにくい年代だという。ギャングエイジとは、親しい仲間だけと遊ぶことを重んじ、親や教師の干渉を嫌う。排他的な人間関係ではあるが、その中で人生に必要な社会性を身につけるので、重要な課程ではある。
しかし想像してみましょう。そのような子供たちを、面白くないとついてこない子供たちを、組ごとにちゃんと目的を持たせて最終地点まで導いていかなくてはいけない苦労を。
この会議中も、「木を植えたい」「ローラー(?)で何かしたい。うちにあるから持ってくる(地ならし用か)」と、牛乳パックと全く関係ない話をしている。 |