恐ろしくダウナーな企画になってきた
ビールを持ってまぶしそうにしている人をじっと見ていると何だか可笑しくなってきたから隠れミッキー。判定もOKが出た。違う。やっぱり隠れミッキーはこんなのじゃない。色んなものがダメになってきている。
観光地の浅草に移動。観光に力点を置いた街づくりに隠れミッキーは欠かせない、というのが行く前の理由づけだったが、なんだかもう惰性で動いていた。
「隠れB29?」 「確かにこれは隠れB29ですね。」
浅草に来たところで何も変わらなかった
疲れた。すぐ疲れるとか言うのやめよう。でも疲れてきた。何がミッキーで何がミッキーでないのかもだんだんどうでもよくなってきた。
雨が降ってきた。
救済、そして終わりに
雨が降って路面に無数の隠れミッキーが現れた。いや、隠れミッキー?これが隠れミッキーかどうかはもう石川判定員にも聞かなかった。
結局、誰しもが満足のいく隠れミッキーは見つからなかったのかもしれない。その代わりに隠れマイメロディや隠れ血、隠れてない古田などが見つかった。街に隠れたそれらを見つけていくのは大変おもしろかったが、目的は果たせなかった。
見つからないのは不満だが、雨がやまないのでホッピーを飲むことにした。
浅草のホッピーが魔法をかける
憂さ晴らしに、と飲んだ酒だったがここでマジックが起こる。気づけば皿の絵柄に1、2…3人の隠れミッキーがいる。雨がやんだので帰ろうと外に出ると辺り一面ミッキーさんだらけだった。
ドーピングだ。焼酎とホッピーが見るものすべてを隠れミッキーに変えた。すごい。ディズニーだ。台東区がディズニーだ。聞こえてくるのはエレクトリカルパレードだ。(酔ってます)
イエー、隠れミッキー
暖かくなってきましたね
ああ、あれミッキーっぽいね、とか全然ミッキーじゃないね、とか適当なことを言いながら低温のままだらだら街を歩くのが好きだ。暖かいなと思ったら雨が降って隠れミッキーが一面に現れたように見えて、歩き疲れた体にアルコールでドーピングをすると正解が連発されてむちゃくちゃになって、と何だか春ですねと感じた一日だった。
ところで残念なことにディズニーリゾートでアルコール販売はされてないという。その理由は隠れミッキーが見つかりすぎるからだ、という嘘を広めようと今思いついた。とりあえずこれから隣家の犬にでも教えてやろうと思っている。