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ロマンの木曜日
 
8時間耐久、にいがた酒の陣

利き酒大会に参加、そこで奇跡が!

すっかり飲んだくれている様子ばかりをレポートしてきたが、ただ飲んだくれていた訳ではない。ステージ上で開催される「利き酒チャレンジ大会」にエントリーしていたのだ。上位に入選すると表彰されて景品をもらえるという。せっかく新潟までやってきたのだ。利き酒の経験はないが、上位入選をめざしたい。


利き酒チャレンジ大会スタート

利き酒は6種類のお酒で行われる。吟醸、本醸造、甘口、辛口、純米、原酒、の6つを利き、その違いを見極めないといけない。そんな事出来るのか?

ステージ上で利き酒

お酒を飲んで

その味の特徴をメモする

本来、利き酒は口にふくむだけで飲まないらしいのだが、僕は飲んで味の違いを感じる事にした。飲んでこそ分かる味の違いがあると踏んだのだ。

与えられた時間は15分。その間に6種類のお酒を5回くらいずつ飲んでみた。しかし、飲めば飲むほど分からなくなってくるのだ。やっぱり利き酒の時は飲まない方がいいのかもしれない。結局、一杯目に飲んだ時のインスピレーションのまま回答した。

回答用紙を提出して一旦ステージを降りる。
全員の回答が出揃った時点で審査に入り、その場で結果が発表されるのだ。

ステージ横で参加者同士が感想をぶつけあっている。「純米と原酒は分かりやすいけど、あとは難しかった」などと首を傾げたりしている。正直、僕にはどれも難しかった。僕以外の参加者が全員凄い人に思えてくる。試験会場に行くと自分以外の人全員が賢く見えるのと同じだ。

15分ほどして、再びステージに上がった。 審査結果の発表である。


結果発表を待つ

結果の発表は10位からだが、僕の名前は中々呼ばれない。6位、5位、4位になっても呼ばれない。残すはベスト3のみとなってしまった。やっぱりダメか…、とあきらめかけたその時!

「第3位は、東京都からお越しの住正徳さん!」

なんと、3位だったのだ。6種類中4種類を当てたらしい。純米と原酒は分かりやすかった、と言ってた人を押しのけての3位である。凄いことだ。ちなみに、純米と原酒は分かりやすかったと言ってた人は10位以内にも入っていない。


賞状と景品(お酒一升)の授与
勝利者インタビュー

お酒の本場、新潟での3位である。これはもう、日本3位と言ってもいいのではないだろうか。日本酒で日本3位だから、世界でも3位だ。オリンピックだったら銅メダルでマスコミ殺到である。うわぁ、どうしよう。客席で僕を見守る林さんもきっと喜んでいる事だろう。デイリーポータルから世界3位の男が誕生したのだ。

寝てる

林さんは寝ていた。世界3位とか舞い上がった自分が恥ずかしい。

 

 
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