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ちしきの金曜日
 
東京都江東区パナマ運河

■いろいろ用意して出発

佐藤さんが今回のツアーのために準備してくれたのが、水門の位置を示した地図とその機能、歴史などが説明された資料。これはプレミアものだ。ひじょうに分かりやすく楽しい。家宝にしたいと思う。

それはいいのだが、参加者の一人が勝手に自作水門缶バッジを配布しはじめた。水門に掲げられている「河川航海標識」とよばれる標識をかたどったものだ。かわいい。かわいいけど、きみはGMPが高すぎやしないか。


エディトリアルも美しい水門ツアーパンフ。
出発前にすでに夢中で読んでいます。
そしてやおら「水門バッジ」を配布する人物。
いや、たしかにかわいいけどさ。
萩原さんも言われるがままにつけてます。
ダムマニアの胸に輝く河川航海標識。

 

■いよいよパナマ運河へ


パナマ運河は住吉駅から歩いてすぐ。
今回はなんと中に入れます。

集合した地下鉄住吉駅からすぐ。「扇橋閘門」、ここが江東区のパナマ運河だ。今回は中に入って、そのパナマ運がっぷりを見ることができるとのこと。楽しみだ。


敷地に入っていきなり見える水門に一同大興奮。
ダムマニアもしきりにシャッターを切ります。

そしてさらに中へ。パナマ運河のコントロールルームへ!


パナマ運河操作の様子を見学させていただきました。みんなの目が輝いています。

さて、パナマパナマってなにがどうパナマなのか、としびれを切らせていることと思う。説明しよう。

この扇橋閘門には2つの水門があって、その前後で川の水位が違うのだ。西の隅田川と、この閘門の東側の小名木川、横十間川、旧中川などとでは最大2メートルも水面の高さが違う。ここでは2つの水門の間で水位を調節して、船の航行をサポートする。つまり、パナマ運河と同じってわけだ。

こんなものが東京にあるとはびっくり。かっこいい。


「前扉」と「後扉」の2つの水門。前扉の右が隅田川につながっている。後扉の左はそれよりずっと水面が低い。

2つの水門の間の「閘室」の水位を変えることで船の行き来をサポート。

つまり分かりやすく言うとSF映画に出てくるエアロックと同じだ。いや、分かりやすくないか。すまん。

実はこの扇橋閘門をくぐった様子は三土さんによって以前レポートされている→「東京ボート散歩」

 

■ちょうど船が来た

というような解説を聞いていたところ、ちょうどパナマる船が来た。どよめく一同。バルコニーに駆けよる。


動く前扉に歓声が上がる
きみら乗り出しすぎだよ。

 

 
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