■いろいろ用意して出発
佐藤さんが今回のツアーのために準備してくれたのが、水門の位置を示した地図とその機能、歴史などが説明された資料。これはプレミアものだ。ひじょうに分かりやすく楽しい。家宝にしたいと思う。
それはいいのだが、参加者の一人が勝手に自作水門缶バッジを配布しはじめた。水門に掲げられている「河川航海標識」とよばれる標識をかたどったものだ。かわいい。かわいいけど、きみはGMPが高すぎやしないか。
■いよいよパナマ運河へ
集合した地下鉄住吉駅からすぐ。「扇橋閘門」、ここが江東区のパナマ運河だ。今回は中に入って、そのパナマ運がっぷりを見ることができるとのこと。楽しみだ。
そしてさらに中へ。パナマ運河のコントロールルームへ!
さて、パナマパナマってなにがどうパナマなのか、としびれを切らせていることと思う。説明しよう。
この扇橋閘門には2つの水門があって、その前後で川の水位が違うのだ。西の隅田川と、この閘門の東側の小名木川、横十間川、旧中川などとでは最大2メートルも水面の高さが違う。ここでは2つの水門の間で水位を調節して、船の航行をサポートする。つまり、パナマ運河と同じってわけだ。
こんなものが東京にあるとはびっくり。かっこいい。
つまり分かりやすく言うとSF映画に出てくるエアロックと同じだ。いや、分かりやすくないか。すまん。
実はこの扇橋閘門をくぐった様子は三土さんによって以前レポートされている→「東京ボート散歩」
■ちょうど船が来た
というような解説を聞いていたところ、ちょうどパナマる船が来た。どよめく一同。バルコニーに駆けよる。