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ちしきの金曜日
 
謎の会合「珍味大会」レポート

珍味なワイン

「お酒も珍しいものを」と、主催者さんが神戸元町を走り回ってワインをゲットしてきてくれた。
中でも「アンセストラル」というワインが美味しかった。2003年、フランスで何人も亡くなった猛暑が生んだという偶然の産物で、非常に貴重らしい。怪物ワインと呼ばれている。


ロレ エトワールという「生産量の多くが地元で消費され日本では珍品」といったワインもある。
主催者のカワムラさん。持っているのは怪物ワイン。

開催しようと思った理由は?

主催者のカワムラさんはとてもしっかりしていてなおかつキュートな女性。なぜ珍味フェスを?と聞くと「学生達が味覚を刺激される事によってセンスを開花させられたらいいと思って」との事だった。なるほど、味覚や嗅覚も感覚のひとつと考えれば納得がいく。視覚・聴覚だけがアートではないのだ。ちょっと目からウロコのお話だった。芸術と珍味の意外な接点・・・すばらしい。珍味ばんざい!

確かにこの会場内の熱気は何かを目覚めさせるような魅力に満ちている。

さて次は、ワインにあう珍味たちのご紹介です。


ブルーチーズを白ワインでのばしたものと、チーズの味噌漬け。ワインがいくらでも飲める珍味だ。
ドライトマトのオリーブオイル漬け。初めて食べたけどトマトのうまみが凝縮されていてうまい。
干した黒いちじく。これと右のチーズをバゲットにのせるとワインの極上のつまみになる。
塩分があまりなくダイレクトに乳の味がするカマンベールチーズ。
枝つきレーズン。より葡萄に近い味。
豚の頬の生ハム。
バゲットにつけるペーストも。フランスパンがごちそうになります。
赤ピーマンのペースト。このままスプーンで食べたい!
バゲットもちゃんと沢山用意されていました。なんと用意周到な。
猛暑ワインをいただく。珍味は酒を選ばんね。

これぞ究極珍味

この日、皆をいちばん興奮させたのはネズミ鮫の刺身だった。
トロをもっとやわらかくコクを深くした感じだった。くさみは全然ないのは新鮮だからだそうだ。


色もすごく綺麗なピンク色。舌の上でとろけます。

刺身に添えられたこの変わった春菊が、またうまい。生のままバリバリ食べられる。
鮫、湯引きもイケる。酢みそが合う。

夜が更けるにつれ、会場内もヒートアップ。みんなすっかり鼻が慣れているが、外から人が入ってきたらものすごい匂いなのだろう。

みんなの話題はもっぱら珍味に関することだ。今まで食べた珍味でどんなのがやばかったか、関西ならではのもの、大阪の鶴橋の話・・・。
私は「このわた(ナマコの腸の塩辛)」「莫久来(このわたとほやの塩辛)」あたりで珍味自慢をさせてもらった。とくにほやは関西ではあまりお目にかかれないみたいだから・・ふふふ。

鮫をカメラにおさめる人たち。
最終的には人が入りきらない状態に。
ほやは塩辛でも関西の方ではあまり出回らないようで、珍しがられました。
初ほやの二人。ご飯に合う!とかき込んでいた。
はすの美の砂糖漬け。たまに甘い物をたべて落ち着く。
亀ゼリーも落ち着く。

満足しすぎた

気づけばお腹が一杯になっていた。珍味をつまんで満腹になったのは初めてだ。しかし日本にはまだまだ見たことのない食べ物があるんだなあ。

珍味を囲みながら会話も弾み、参加者の皆さんと楽しいひとときを過ごした。

それにしても、どうも皆さんと初対面とは思えないのだ。神戸という地域性か、珍味好きという共通点か・・。

そんな事どちらでもよくなるほど良い出逢いがあり、友達もできた。おかげで帰るのがさびしくなってしまうほど充実した旅となった。


さよなら珍味ナイト。この夜を忘れない。

酒でなく珍味に酔った夜だった

大人数だからできる品揃え、少量ずつ食べる珍味の性質。とても効率よくみんなが楽しめるこの会を考案した主催者さんは天才なんじゃないかとすら思った。ひたすら珍味をむさぼるカオス体験、皆さんもいかがでしょうか。

次回は2008年8月17日。野外での開催だそうで、今からすごく楽しみだ。今度はどんな珍味を持参しようか?なにかすごいヤツを見つけておかねば。

夏に会いましょう!


 
 
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