デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ロマンの木曜日
 
棒の先にカメラをつける

ハトの悲劇譚


何か手ごろな高いもの・・と、目を上のほうに向けて歩く。

最近閉店した近所のコンビニ。入り口の屋根がハトよけで大変なことになっている。


ギザギザだ!


こういうのって、設置した人の執念みたいなのが感じられていつもちょっと怖いのだが、まあそれは忘れてハトの気持ちになってみよう。

ハト子:「こんなところによさげなコンビニがあるポー」
ハト夫:「屋根で羽を休めるポー!」


がびーん


ハト子:「ギザギザだポー!」
ハト夫:「ギザギザだポー!」

あわれ、安息の場所をうばわれたハトであった。(とかなんとか)

 

自然に親しむ

とまあこんなふうに、背が高いとたとえばハトの気持ちになったりできる。それだけじゃない。たとえばこんな木の幹があったとしよう。


何か若い葉っぱが見える・・?


そんなときにも背が高いとほら!


あら!よく見えるよ。



ふつうに街を歩いてみる


棒の先のカメラの視点で、街をふつうに歩いてみよう。すごーく背が高くなった人が散歩してる気分になれるだろうか?


この状態で歩く


カメラからの視点はこんな感じだ。


おー、高い高い。


男子高校生にちょっと笑われる。


・・もう慣れた。


これはあれだ。大道芸とかで見る、すごく足の長いピエロとかからの視点だろう。高くなりすぎて、自分の背が伸びた場合として想像することがちょっと難しい。

 

自分を見下ろす視点を見てみたい


次はいわゆる「クォータービュー」をやってみたい。クォータービューというのは、テレビゲームとかで見かける、自分を斜めに見下ろすような視点だ。

慣れるとふつうなのだが、自分が自分として歩いているのに自分を見下ろしているというのは考えてみるとかなりおかしい。そんな状況を再現してみたい。


三土隊員がゆく!


前方にあやしい標的を発見!調べるのである。


コインパーキングの車止め型の未確認生命体であった!


適当なキャプションをふればいいというものでもないし、しかも全然ゲーム風じゃない。「肩から棒が生えてる人の後ろ姿をのぞいてみましょう」みたいになった。

買っちゃった竿どうしよう

勢いだけで駆け抜けたような企画である。「長い棒の先にカメラをつけたら背が高い人になったような風景が見られるんじゃないか」。そのねがいは一部叶った。できればもっと安定した映像でみたかったけど(動画でも撮ったのだけどひどい揺れで見にくかった)。

高いところからの風景を見たい、というだけの企画はあまりうまくいかないというのは身にしみてわかっている。でもそれでもあきらめきれない。次は、高いところに渡した糸にカメラをそわせて、空を飛んでいるような風景を撮りたいと思っています。(難しいんだろうけど)

 

 
 
関連記事
皿回し、はじめました
メジャーで高さを測る
色々なモノにオンボードカメラ

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.