まずは上下に分けよう
「空と海だけが映った写真のジグソーパズルは難しい」という話を聞いたことがあるが、今回のスルメジグソーは限りなくそれに近い。
とりあえず、分かりやすい作業から始めた。
続いて、四角くカットされた胴体部分に手を付ける。
えーと、本物のジグソーパズルは四隅から始めるといいんじゃなかったかな。
せいぜい「これが端っこっぽいな」くらいのことしか分からない。かろうじて分かったとしても、その順番を正確に並べることなど不可能じゃないかと思えてきた。
それほどまでに難しい。
これが私の持っているスルメのイメージなのだろうか。だとしたら、スルメに謝らなければなるまい。
なんだこれは。お寺の鐘か。
カットスルメばかり食べていたせいで、本物の形がイメージ出来なくなってしまったわけでもなかろう。単に私の再現能力の欠如が原因な気がしてきた。
こういう家に住んでる遊牧民族っていますよね。
むりやり完成
簡単そうに見えた上半身で、このダメっぷりだ。下半身なんて、クルンと曲がってたり長さがバラバラだったりで、どこがどこに繋がるのか見当さえつかない。
「見本を参考に」とは思うものの、見本自体が異様に複雑すぎて参考にならない。頭の出来の悪い生徒(私のことです)に東大入試の参考書を与えるようなものだ。
あっさり落ちこぼれた。
いやぁ、自然が作り出す造形物ってスゴイですね。それが改めて分かっただけでも、今回はいいことにしちゃいましょうか。
そもそも同じイカじゃないのだし完全に同じ形にならなくたっていいんだ。そうだそうだ。これ以上は無理だ。
ちょっと嬉しい
無理やり連結させたジグソーパズルのように不様な出来ではあるが「なんとなく一杯のイカの形になった」というだけで私としては満足だ。本当に一杯分、入ってるもんなんですね。
ちなみにこのボトル、どれも1個400円近い。毎日会社で食べるおやつとしては、ちょっといいお値段だ。しかし再現してみて「本物のスルメよりも大きいじゃないか!」なことが分かり、これからはレジで「あれだけ入ってるんだから仕方ないよな」と寛大な気持ちで400円を払うことが出来そうだ。