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ロマンの木曜日
 
見積書をお品書き風に

つづいて中華風


つぎは、中華料理屋さんのメニュー風につくっていこう。特徴はこんなところだろうか。

  • とにかくぜんぶ漢字
  • ときどき見慣れない字体が混ざってる
  • メニューにカタカナでルビが振ってある。

この中でも、とくにルビが振ってある点は大変ありがたいと思う。じゃないと全然読めなくて注文できないですから。

では、これに従って見積書を作って見ましょう・・。こちらです。


是中華風見積書試作


上の「用件定義」の読みはちゃんと抑揚をつけて、「よう↑けん↑てい↑ぎい↓」と読むことを想定しています(もちろんこんな中国語はない)。

それにしてもどうだろう。商談の場にこれを持っていったとしたら。

「こちら、お見積書になります」
「どれどれ。・・これは大変上出来!是非至急依頼御社!」
「大変感謝!!」

となるのが目に見えるようではないか。気分もウィンウィンである。

 

つづいて和風


そして日本料理風である。

  • メニューが和紙
  • 手書き

このあたりが想定されるだろうか。この中では手書き、という点が重要だろう。ビジネスシーンの殺伐とした空気を、手書きの味が癒してくれるに違いない。


見積書は紐で巻いてある。解くとその中には・・


和風のお見積もりが!(字が下手だ)


またしても値段が書いてない。だめじゃん。

しかしやはり手書きの味はあると思う。見積もりが手作りならシステムもぜんぶ手作り。おばあちゃんが夜なべして作ってます。そんなイメージがかもし出されているのではないだろうか?

ビジネスの場にも手書きを

と、わりあい高いテンションでやってきたが、できあがったメニューを見ると何をそんなに興奮していたのか?と思わないでもない。各国料理のメニュー表の真似みたいになってしまった。

でもともとの動機にあったのはこういうことなのだ。パワーポイントの支配するビジネスの場に手書きの味を!見積書は真心こめたお品書きなのだ!そんな(間違った)気持ちが少しでも伝われば幸いです。

 

 
 
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