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ロマンの木曜日
 
50年前の新聞広告

生活用品・コスメの広告

自転車やカメラといった高額商品の広告ばかりが掲載されていた訳ではない。生活用品やコスメ商品の広告もたくさん載っている。歯磨き粉やヘアクリームなど、昭和33年の生活用品・コスメの新聞広告は以下である。


歯磨き粉「ゼオラ」の家族向けキャンペーン広告。1等商品は2泊3日の慰安旅行

「競馬トニック」の広告。女性ホルモン・エチニールエストラジオール配合

「エーワンヘヤークリーム」の広告。「厳選した輸入原料を使って、日本人の毛質に最適!」

「ウテナ男性クリーム」の広告。当時は石けんでヒゲを剃る人が多かったようだ

「ボセット安全替刃」の広告。「この絵はひげ剃り前ですか後ですか」という問題が出題されている。答えをハガキに描いて応募すると商品がもらえる。(応募期間は終了しています)

「丸善ヘヤートニック」の広告。男女のイラストが描かれているので男女兼用なのだろう

「ヨウモトニック」の広告。夏の暑さをトニックの清涼感で乗り切ることを訴求

ファッションの広告

昭和33年、どんなファッションが流行っていたのか?
ファッション関連の新聞広告から検証してみよう。


「トーサンズボン」の広告。「ズボンの裾幅も8インチ半で、それ以上は、時代遅れといわれています」。との事だ

「ニッポンシュー」の実用靴と高級靴。お相撲さんが薦めてくれる

「金山商会」の正確な時計の広告。「宇宙は秒の時代」というコピーについて、その意味を考えてみたが良く分からなかった

食料品の広告

ズボンの裾幅が8インチ半以内だった当時の人々は、どんな物を食べていたのだろう。


「明治チーズクラッカー」の広告。「わが国で初めて高周波オーブンでつくられた」チーズクラッカーらしい

「リリーチウインガム」の広告。老若男女にガムを訴求している

「缶詰ハム・ソーセージ」の広告。一流商社の一流商品である

「フルヤのロシアキャラメル」の広告。「ブランデーとミルクの香りを添えた、新しい時代のしゃれた味」という味がするらしい

「マルハ・マーガリン」の広告。クリスマスに向けてマーガリンを使った栄養料理を提案

「ヤシマチョコレートボンボン」の広告。ウイスキーが入ったチョコレート。「フランスの味!江戸の味」と書いてある

「ヤシマチョコレートボンボン」の夏バージョン。随分日焼けしている

甘い物、栄養がある物。そういった食品への需要を感じさせる新聞広告だ。



スポーツ関連の広告

栄養のある甘い物を食べたら、次はスポーツで強い体を作らないといけない。
昭和33年はどんなスポーツが流行っていたのか。


「新しいスポーツ・アントミン」の広告。バスケット風の新しい種目らしい

「イルマボール」の広告。「世界的水準を行く!」というボール各種

「新宿東京スケートリンク」の広告。冬場の新聞にはアイススケート関連の広告が目立った

「大門堂」スケート用品の広告。靴と用具を5ヶ月の月賦で購入出来る

「クラウン」スキー用品の広告

夏は球技、冬場はスケートとスキーの広告が目立った。夏はテニスで冬はスキー、という大学のサークルはこの頃にルーツがあるのかもしれない。


次のページでは、電化製品や飲料の新聞広告を紹介しよう。



 

 
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