社長さんに話をうかがった
ブース内にちょうど万年社の社長がいたので、話しをうかがうことができた。
名刺をいただいてびっくりしたのが、なんと社長の苗字が「萬年」さんなのである。これは知らなかった。
いつまでも長く使える道具だから「万年…」という商品名だと勝手に思っていた。
「みなさんそうおっしゃるんですよ」ととても優しい笑顔で萬年社長は言った。
「他には、ブースの前を通りかかって『まだ売ってるんだ!』と声に出して驚かれる方も毎年おられますね。」
とても失礼な話だが、僕もそのひとりだ。
お話によると、発売以来ほとんどの商品で値段を据え置いているとのこと。道具を買ったらプラモデルが買えなくなるというのでは子供がかわいそうだという社長の心配りだろう。
「でも、このところの金属価格の上昇は痛手です。材料メーカーにも、玩具店さんにも無理を言って、なんとか値上げせずにがんばっています。」
うれしい話だ。
大人のマネーゲームのせいで子供が遊べなくなってしまってはあんまりだ。
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