― これから何をしに行くんですか? 「階段を登りに行くんだよ。」 ― 手に持っているのはなんですか? 「これが僕の仕事道具なんだ。」
次に彼が挑戦したのはこんな階段。 縦横反転して見ると、隙間がかなり開いてる。 かなり恐ろしい階段だ。
「最近、休みの日はこれをすることが多いね。」
「どうして階段を登ってるのかって? そりぁあ、そこに階段があるからだよ!」
「今の目標は、長崎のすべての階段をこのやり方で踏破すること。でもまずは有名な坂からだね。」
ハイリスク・ローリターン
この行為、寝てる時に板がバキッと折れたりすると生死にかかわるダメージを受ける恐れがあるため、けっこう危険。装置に使用した材木は慎重に選んだ。が、それでも左右にバランスを失って倒れる恐れがあり、やっぱり危険。実際、何度かグラッと来て冷や汗をかいた。
しかもそこから得られる見返りが、リスクと比べてあまりにも小さい。いや比べなくても小さい。というか無い。 良い子は真似しないようにしよう。