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フェティッシュの火曜日
 
地味な写真を小悪魔雑誌風にキラキラさせる

小悪魔メソッド

実際の加工の仕方を、順を追って見てみよう。といってももちろん私の適当な解釈である。

まずは元画像を1枚選んでみた。このなんとも地味で不安な写真は「エイリアンごっこを自動化する」のワンシーン。自動化したものの、微妙な動きに熱意も下がり気味、というところだろう。ここはぜひキラキラと煌めかせ、男を手玉にとるくらいの絵にしたい。


この写真が何十年か先まで残ったりするんでしょうな。

STEP1:星を入れる


画像加工ソフト・フォトショップにて、カスタムブラシをいろいろいじくって星を作った。いくつもレイヤーをコピペして、とりまく空気をきらびやかに。

STEP2:元画像を明るくする


レベル補正で、元の画像を白っぽくなるくらい明るくしました。

STEP3:宝石ラインをあしらう


レイアウトのアクセントに、豪華なラインをなぜかあしらって。さああと1歩です。

STEP4:シュワッとした文字加工でより輝きをプラス


いきなり名前を名乗るのも効果的。

STEP5:あとはどんどん言いたいことを入れていこう

どうだ。あの地味な写真が、agehaメソッドのおかげで・・・


あまりにまぶしく、被写体の置いてきぼり感が際立つ結果に!

いや、でも何だか胸の奥がざわざわしてこないだろうか。「そうか、願いってかなうんだな・・・」「そうか、人生っていろいろだな」と共感できはしないだろうか。

そんな調子でもう1本行ってみよう。「アルミホイルで王冠を作る」というお話から、以下の写真を抜粋。この写真を選んだのは、もうこの時点で「キラキラ要素」の「アルミ王冠」が抱合されているからである。この王冠が触媒代わりとなり、ageha風レイアウトとの発展的融合を実現できそうだ。バランスとろうとして、わざと固めの文を書いてます。


しかしこの表情の暗さは、なんなんだ。思いっきり和室、しかもなんか手袋干してある。でもagehaメソッドで・・・。

「アルミ〜」の字と左の宝石がかぶってしまってた、あちゃー。

なんだかふびんに思えてきた、われながら。とても「わがままな子猫ちゃん♪」には、見えまい。

ならば最後にもう一つ行ってみよう。こんなのはどうか。「☆型に抜いて和食をだいなしにしてみる」より、謎の外国人である。もう何がなんだか!


ハーイ、マタ オ会イシマシタネー。

もう元の写真からして、今までのものよりはキラキラしていそうではないか。これにメソッドを当てはめるとするなら、こうだ。

名前を英字にした程度の違いとなった。

やはり今までのものよりは、あきらかに画面が華やかになっている。なんとなく理由は、当人の笑顔が大きいだろう。ということは、メソッド云々でなく被写体の様子が小悪魔度を左右するのだ、という当たり前の結果となった。この写真を見て「おお、小悪魔!」とは、なんとも思わないわけであるが。

やってみて思ったのは、星をキラキラ飛ばせばだいたいの写真はきらびやかになる、ということだ。なんだ、文章いらないじゃん。

そんなわけで、例えばお子さんの写真をキラキラにして、よい思い出にしてみてはいかがでしょうか。


 
 
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