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土曜ワイド工場
 
野菜の名前が面白い

娘の名前を呼ぶように

では、舞台は再びスーパーへ。
農場に想いを馳せながら、もう一度野菜の名前を鑑賞してみよう。先程とは違った味わいを見せてくれるかもしれない(野菜だけに)。

注意深く観察すると、野菜やフルーツを人名や「ちゃん付け」で呼んでいるものが多い。ダジャレではないが、これも愛ゆえに…といったところだろう。

我が子のように愛情を注いで育てた野菜。出荷の際にはきっと娘を嫁に出すような心持ちだったに違いない。
ならば青果売り場は大規模な結婚式場か。じゃあ毎日食べてる野菜が花嫁で…。あれ…?何だか間違った方向に妄想が広がってしまったので、気を取り直して写真をどうぞ。


こねぎちゃん。あなたの台所にお嫁にいきます

仲人のみつこさんと

みつるくん

隠しきれない感情がそのまま商品名に
さとまるく〜んってあだなすてきじゃん
好きだったマンガの題名をそのままフルーツに!

 

彼らの名前をおぼえて欲しい

そんな中、個性的な名前であるがゆえに正しく呼んでもらえない野菜もある。
パッケージとプライスカードに書いてある名前が違っているのだ。

スーパー側の親切心なのかもしれないが、何とも言えない気持ちになってしまう。こんな時、友達の家にいた「ひつじ」という名前の犬の背中を思い出す。
店長!ここは是非、名付け親の気持ちになってダジャレを前面にアピールしてあげて下さい。


「おいしい菜」って呼んであげて!
間違ってはいないんだけど…
逆パターン。バナンボの箱にグレープフルーツ
性転換

 

面白い名前の中には愛がある

ネーミングにはセンスと思いきりが必要。照れることなく堂々とダジャレを言い放つ姿勢が大切だ。
そして、くだらなさの狭間に見え隠れする農産物への愛情。それが私の心を掴んで離さないのかもしれない。そう思うとダジャレも捨てたもんじゃない。

しかし「私もそれを見習って、積極的にダジャレを会話に盛り込もう!」…とは思えないところもまた、ダジャレの特徴の1つ。
熱くなりずぎず、寒すぎない。野菜を痛めないためにもダジャレ名前は常温が一番だ。

上手くまとめた気分になったところで、本日のデザート「愛たっぷりのオレンジ」を紹介し、ラストオーダーとさせて頂きます。ごちそうさまでした!


愛媛のオレンジには愛がいっぱい

本当はダジャレだけにスポット当てて紹介しようと思っていたが、それ以外にも魅力的な名前がいっぱいあって、困ってしまった。

こうして名前を楽しんでいる間にも、各県でまだ見たこともない新しい野菜やフルーツが開発されているかもしれない。
そして同時にその野菜にぴったりな面白ネーミングが提案される。それが店頭に並ぶことを考えたら、青果売り場も一種のエンターテイメントの場であると言えないだろうか。

これからも野菜、もりもり食べる〜!(肌が黄色くならない程度に)。

精肉コーナーで一番頑張っていたキャッチコピー

写真提供:山口県農林総合技術センター。

山口県農林総合技術センター「はなっこりー」情報
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