その通りである。僕たちの指先を満足させてくれるのは、ジーパンだけなのだ。
「ジーパンを履いてない時とか、どうしてますか?」
と、A子さん。
この手癖を持つ人間にとって、これは深刻な問題である。いつもジーパンを履いている訳ではないのだ。A子さんは彼氏のジーパンでまかなう訳であるが、僕にはそんな事出来ない。
そんな時、どうするか?
基本的にジーパンの代わりになるものはない。しかし、1つだけ有効な角を僕は知っている。試行錯誤の末、ジーパンの効果に近いものを見つけたのだ。それは、「おしぼりの角」である。 |