ファミリーレストランで、スパゲティに大量のタバスコをかけている若者を見た。
明らかにそれはやりすぎだという量。これは大変なことになるぞという興味をもって見ていると、スパゲティをすすった若者は案の定むせた。ビンゴだ。
しかし若者は、むせがおさまっていないにも関わらず、なおも新たな麺を口の中に投入しようとする。むせていることなど関係なく、さらに食べようとしているのだ。
人が食べ物でむせる姿は、おかしくもひたむきだ。あの若者の姿が心から消えないまま、むせやすい食べ物でむせるかどうか、対決風味でやってみた。
(小野法師丸) |