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ロマンの木曜日
 
早く捻挫を治したい


人生で初めて捻挫した。

6月の中旬、雨に濡れた駅の階段で足を滑らせて、思いっきり足首をひねって捻挫した。私の記憶にある限り、これまでの人生の中で最も重い怪我である。もちろん、すぐに病院へ行った。病院では、2週間くらいで直るだろうと言われた。

しかし、2週間を過ぎても治らない。これ以上長引くのが嫌なのでさっさと直したいところではあるが、なかなか治ってくれない。どうすれば早く捻挫を治すことができるのだろうか。

木村 岳人



その悲劇は、梅雨の真っ只中の日に起きた

ある梅雨の平日の朝、私は会社へ行くために山手線に乗り、新宿駅へと降り立った。

午前9時台という比較的混雑する時間帯、ドアの一番前に陣取っていた私は、後続の乗客に押されるがまま一番先に階段を降りる形となった。


いつもの新宿駅が惨劇の舞台となる

あと5、6段で階段を降り切ったというぐらいのあたりであろう。小走りで階段を下っていた私の足が、突然ずるっとすべったのだ。不幸なことに、この日は雨でホームが濡れていた。

足を滑らせた私は階段から転げ落ち、そのまま体勢を崩した状態で着地した。その次の瞬間、私は右の足首に、信じられないくらいの痛みを感じた。


小走りで階段を下りていた[再現映像] 突然足が滑り、バランスを崩して落下[再現映像]
着地と同時に激痛が[再現映像] 足首が変な方向に曲がったまま着地していた![再現映像]

私は思わず声を上げ、足首を抱えてその場にうずくまった。それはそれは、これまで経験したことの無い壮絶な痛みだった。正直、骨が折れてしまったかと思った。

 

医者の診断は捻挫

しばらくうずくまっていても痛みが引くことはなかったので、私は足を引きずりながら何とか勤務先の最寄り駅まで行き、その近くの診療所に飛び込んだ。

足首のレントゲンを撮ってもらった後、医者は二枚の写真を見比べながらあれやこれやと説明してくれた。一枚は実際に足首をひねって骨折にまで至った人の写真(写真左)、そしてもう一枚は私の写真だ(写真右)。


骨折している人のレントゲン(クリックで骨折部位表示) そしてこれが私のレントゲン

骨折している人のレントゲン写真は、腓骨(ひこつ)という足の外側の骨の先端部分がパキっと割れてしまっているのに対し、私のレントゲン写真にはそのように割れた箇所はない。幸いにも、骨折は免れたようである。

というわけで、医者の診断は捻挫だった。どうやら曲げた状態の足首に体重がかかったことで、骨と骨を繋ぐ靭帯が伸びてしまったらしい。骨折ではないものの腫れが酷く、ひねった右足首のくるぶし辺りがまるで自分の足ではないかのように膨れ上がってしまった。


こちらは無傷の左足(お見苦しい写真で申し訳ありません) こちらが捻挫して腫れあがった右足

ぼっこりしているのがお分かりになるだろうか。この腫れている部分は若干の熱があり、そして痛む。

実はこの上の写真、捻挫してから二週間後に撮ったものであったりする。二週間経ってもこれである。捻挫した直後より痛みはだいぶ軽くなっていたものの、腫れは引かない。

医者は二週間で治るといったのに。なぜだ。なぜ、治らないんだ。


捻挫しているのに5時間近く自転車なんか乗ってるからだ 捻挫しているのに昼から酒など飲んでるからだ

……はい、すみませんでした。原因は私自身でした。

これではイカん。捻挫はクセになりやすいとも聞くし、さっさと治しておかなければ。とりあえず運動は控えるとして、あとは何をすれば、この頑固な捻挫は治ってくれるのだろう。


 

 
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