リベンジ
先ほど完成した「親戚のおじさん」を分析した結果、次の部分に問題があるように感じた。
1.髪の分け目がもうちょっと中央寄り 2.下瞼が大き過ぎる 3.鼻が大き過ぎる
下瞼と鼻、特長をオーバーに表現し過ぎたようだ。 今度はその部分に気を付けて作っていく。
同じ失敗を繰り返さないよう、1回目よりも時間をかけて顔を作っていく。福田首相の顔に対する愛情は凄い事になっている。日本で一番福田首相の顔を愛しているのは僕だ。作っている間、ずっとそんな風に思っていた。
これだけ愛したのだ。 今度こそ似るはずである。
まだ白目の段階だが、嫌な予感がする。 さっきの経験から何となく結果が予想出来るのだ。
でもまだ分からない。
黒目、眉毛、メガネをつける事で劇的に福田首相に変身する事もあり得る。
さあ、どうだ?
嫌な予感は的中した。 これは福田首相ではない。
取引先にそっくりな人がいるのだ。 三池さんがこれを見たらきっと喜ぶ。
どれくらい似ているか皆さんにお伝え出来ないのが残念である。
・似てるとか似てないとか、そういう問題ではなく粘土細工は楽しい。 ・もし似せたかったら「技術」が必要だ。 ・「気持ち」だけではどうにもならないこともある。