■イカあげ玉
お好み焼きとか焼きそばに入れるとうま味が増す切りイカ。それを更に細かく刻んであげ玉の生地にした。
ちなみに、具材を入れると生地が少し固くなる。水分を吸うからかな。なので、生地は少し緩めにしておくのがコツなのです。
■鉄板の美味しさ、イカあげ玉
イカの形のイカフライってお菓子があるけど、それそのもの味。いや、まぁ、イカそのものですから。ってなことでマヨネーズを付けて食べたらその味はヴァルハラ級。カロリーの方もヴァルハラ級。
高カロリーのものは大体美味いので、マヨネーズつけを自信を持っておすすめしたい。
■ゴマあげ玉
ゴマあげ玉を揚げるのは結構危険。なにせ、ゴマが弾けるのだ。油の跳ね方がかなり怖いので、蓋が出来る鍋なら蓋をして調理することをおすすめしたい。または、今更思いついたんだけどすりゴマを混ぜたら良いと思う。
今回は白ごまを使ったんだけど、黒ごまの方がゴマが入ってるの判って見た目的にも良いかも。味はあんまり変わらないと思うけど。
■完成されたお菓子のような美味しさ
ゴマの風味がとってもナイス。ゴマ+小麦粉+油って組み合わせはどうも僕の頭のなかではお菓子のイメージになるらしい。小さくてカリカリのドーナツってな風情で、塩よりも砂糖が欲しくなる。砂糖を掛けたら立派なおやつになりませんかね。
■青のりあげ玉
最後は青のりのあげ玉。青のりはちゃんとした青のりを使いたい。以前「青のりで幸せになる5つのレシピ」という記事を書いたわけで、青のりにはこだわりがあるのですよ。
それを結構たくさん生地に混ぜて、ちゃっちゃと揚げたら綺麗に緑色のあげ玉が出来ました。翡翠あげ玉と命名したい。
■風味最強、とにかく良い香り
香ばしさでは最強。香り青のり、味桜エビ。彩りも良く、たぬきうどんのあげ玉がこの翡翠あげ玉だったら、相当に幸せだろうなぁと思った。これも塩を付けて食べるとナイス。
■あげ玉スイーツも作ってみた
しょっぱいあげ玉が続いたので、甘くしてみた。
ゴマあげ玉を食べた時に感じたお菓子感を検証すべく砂糖を掛けてみた。したらこれが意外に美味いのだ。なんというか、マイクロドーナツ。サクサクした食感に砂糖の甘味、それに油の美味しさで勝利を呼び込む。
イケルねぇ。でも、ちょっと改良の余地があるね。
ってなことで、改良した。すなわち、生地に砂糖を混ぜて揚げちゃうのだ。
こんなにうまく行くとは思ってなかった。さっきまでのあげ玉はサクサクした食感だったけど、これはカリカリ。小麦粉に砂糖を混ぜて熱するとカリカリになるのね。なるほどね、瓦せんべいがパンにならずにせんべいになるのは砂糖の力だったのか。
このカリカリ砂糖あげ玉、ちょっとつまんでポリポリ食べるのに最適。砂糖こぼれないし。長靴一杯食べたい味だと思った。量産してお菓子として売ったら売れるだろう、コレ。
■で、生地が余ったので
あげ玉だけ作ると、使う生地の量が少ないので当然の事ながら冒頭で作った生地が余った。全部をあげ玉で消費するのは大変そうだったので、お好み焼きにしてみた。
材料はキャベツ、切りイカ、小エビ。変わりあげ玉のために買ったもので具が揃ってしまった。焼き上がったらソース、青のり、あげ玉。
今回の生地の集大成といえなくもないお好み焼きが出来た。あ、そうだ、変わりあげ玉の事は、「お好みあげ玉」と呼ぶことにしよう。この方がしっくりくる。
■当然美味いわな、お好みあげ玉 on the お好み焼き
当然のように美味かった訳だが、その美味しさの30%は、お好みあげ玉の功績とみなしたい。あげ玉はやっぱり良い。
I LOVE あげ玉。好きだ、大好きだ!(天沢聖司風に読んで下さい)
■あげ玉のすばらしさが判ったいただけただろうか
以上、プレーン、お好みあげ玉4種、スイーツあげ玉の全部で6種類を紹介したのだが、まだまだ単純にあげ玉を紹介しただけに過ぎない。あげ玉の道は一日にして奈良漬け。油を変えたり、あげ玉料理を極めたり、まだまだあげ玉の為にしてやれることはたくさんあるのだ。
と言うことで、しばらくしたらまたあげ玉をテーマにして記事を書きたいと思っていたりします。引っ張って引っ張って10回シリーズにでもするか。いや、流石にそりゃ無理か。