これがドラゴンボートだ
東京龍舟は日本代表だけあってメンバーが80人もいるチームなので、ボートを二艘も保有している。普段は両方を出して練習をしているのだが、今日は大会が終わってすぐで練習参加者が少なめのため、一艘での練習。
ということは、大会後の練習にも来る真面目なレギュラーメンバーと同じボートに乗るということか。
レースはこのボートに漕手という漕ぐ人が20人、鼓手という太鼓を叩いてリズムをとる係、舵取という進路を調節する舵係がそれぞれ1人づつ乗船しておこなわれる。
そして忘れてはならない大切なパーツが龍の頭と尻尾。なぜならドラゴンボートだから。「間違えて白鳥の頭とかをつけるとスワンボートになってしまいますね」という人肌に温めていた冗談には誰も笑わなかった。
さあ、乗船だ
ドラゴンボートは給食のおばさんの仕事道具みたいなパドルという櫂(かい)で水をかいて進んでいく。ヨットと違って風の向きとか潮の流れを気にしなくていいので、初心者でも参加ができるスポーツだ。
漕ぎ方がまったくわからないのだが、それは乗船してからということで、とりあえずドラゴンボートに乗り込んだ。細長いボートだが、それほどグラグラはしない。