これがはまぐり刑事です

「はまぐり刑事」は僕が過去に企画が行き詰まったときにページをごまかすために登場させたキャラクター。はまぐりに粘土で目玉をつけただけのものだ。

こんどのイベントでこれを大量に作って売ることにしたのだ。しかし材料となるはまぐりがなかなか見つからない。はまぐりは春のものなので10月のスーパーには売ってないのだ。

しかし探すこと5軒、とあるスーパーではまぐりを発見して棚にあるもの全て買ってきた。

たいていの病気のときと同じように、いま僕は自分の過去の行動すべてがうらめしい。

酒蒸しにして2回に分けて食べた。1パック5〜6個ぐらい入っていたから40個ぐらいだろうか。夜に食べて、朝にも食べた。別に企画ではないので酒蒸しの写真などは撮っていない。はまぐりは季節はずれでも美味しかった。

チクチクする

そして体の異変である。会社を早退して医者に行って症状を説明する。はまぐりを大量に食べたことも。医者は生で食べたのかと聞いたが酒蒸しであることを告げると

「おいしそうだね」

と言っていた。体の痛みに身をくねらせながら、「あ、いまおれ面白いこと言われた」と思った。

そして寝込んで今に至る（10月31日午前3時です）。きょうの昼に撮る予定だった写真も撮れてないし、予定していた企画は来週に延ばして総集編にすることにした。自分で自分の企画を振り返ろう。

そう決めた僕の傍らには大量の貝殻があり、とてもうらめしい。ちなみにいま、「はまぐり 食べすぎ」で検索すると消化にしにくいので胃腸の弱い人は気をつけろと書いてあった。貝塚のまわりに住んでいた古代の人は大丈夫だったのだろうか。古代に思いをはせて恨めしさをごまかすしかない。