■ペア共食いも特徴
親指のほかにも、もうひとつ。ペア共食いキャラも韓国ならではの特徴であると思われた。
日本でも複数の共食いキャラが描かれることはままあるが、これらのような連携プレイが見られることはまれである。1+1が2以上になる、などという陳腐な言い回しがあるが、共食いにはシナジー効果は必要ないように思う。
■日本よりキャラが立ってる、タコ
最後にご紹介したいのがタコの共食いキャラ。日本ではたこ焼き屋で出現率90%(大山調べ)を誇る、共食い種族である。
かように、我が国でも決して珍しくないタコだが、韓国のものはひと味違う。なんというか、キャラが立っているのだ。
これらタコの共食いキャラは、日本にはあまりない「タコ料理専門店」にいた。タコのおどり食いなどもあるそうだ。よりによっておどり食いをサムアップで勧めるとはかなり罪深いが、その甲斐あってかタコ焼きとは一線を画した個性派ぞろいであった。
■こうなったら世界中で調べてみたい
日本独自かとあきらめかけていた共食いキャラ。しかしここへきてがぜんワールドワイドな広がりを予感させる。おそらく、キャラクター文化が成熟している文化圏には必ずいるのではないかと思う。次はどこだ。チェコあたりか。