ひと昔前に深夜の通販番組で売られていた、電動掃除機が我が家にある。 何とかスイーパーという、充電式でモーターの力でブラシを回し床のごみをかき込む仕組みの商品だ。 それの安いニセ物をネット通販で購入したのだが、ニセ物を買ったの悪いのか、うまく掃除できない。 床にごみが残ってしまう。 結局使わないままホコリをかぶっているので、別な役立つものに作り変えよう。
(工藤 考浩)
ブルブル振動ベルトに改造する
深夜の通販番組は、主にお酒を飲みながら見るせいか、とても魅力的だ。気がつくと欲しくなってしまう。 このところずっと欲しかったのが、おなかに巻くだけでモーターの振動で体脂肪を燃焼させ贅肉が無くなるという、ブルブル振動ベルトだ。 最近あまりCMをしていないので、残念に思っている。 ならば、自分で作ってしまってはどうだろうか。 ちょうど、使っていない通販で買った電動掃除機があるので。
さっそく改造
ブルブル振動ベルトも掃除機も、どちらもモーターを使用しているので、きっと改造すれば作れるに違いない。 脳内設計図としては、掃除機からモーターを取り出し、ブルブル振動するように重心が偏った重りをモーターに付けようという考えだ。
熱がある
これを読んでいる読者の皆さんには関係のない無関係なことではあるが、いま熱がある。 昨日からかぜをひいてしまったようで、のどが痛くて頭がボーっとしている。 本来であれば布団に入って安静にしておるべきなのだろうけれども、原稿の締め切りがあるので、こうやって作業している。
モーターを取り出し
まずは掃除機からモーターを取り出さなければならない。 モーターケースはビス止めされているので、ドライバーで外す。 体調は悪いが、分解という作業は楽しい。 どうして機械を分解するのってこんなに楽しいのだろう。 できることなら一生機械を分解していたいものだ。
とはいうものの、この体調の悪さはどうにもしがたい。 頭がずんずんと脈打つような痛さで、作業がはかどらない。 思考回路にも影響が出ているようで、この先どう進めればいいのかもぼんやりとしている。 家には体温計がないので、今までの経験から予測すると、たぶん38度手前くらいの熱ではないだろうか。
モーターが顔を出す
モーターケースを止めている2本のビスを外すと、モーターとギアが出てきた。 ものすごく簡単な仕組みだ。 この掃除機は4000円弱くらいで購入した。 買ったときはものすごく安い買い物をしたと思ったが、この構造からすると原価はかなり安そうだ。