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フェティッシュの火曜日
 
「フムトアンデール(まんじゅう)」を再現したい

一生分、餡のことを考える日々


この部屋のインテリアは、餡スタイル・・・(以下略)

皮を踏んで「にゅうっ」と出る餡を作るには、やはり柔らかい素材が適しているだろう。そこで、以前「オバQの手」を再現したときに使った「プリンゲル」、なかでも「硬度ゼロ」という、なんともくにゃくにゃな物体が作れる素材を使ってみる。


オフィシャルな説明文に「プリンプリン感」の文字が泣かせる。

ゲルにも「あずき色」をつけ、先に作ったあずきを入れて混ぜる。色がツートンになってしまった。 型に流し込む。私は今何をやっているんだろう。そうだ餡を作っているんだった。
早く固めるため、オーブンで温める。私は今何を・・・。 固まった・・・のか?表面がペッタペタ。型を壊して外すしかなかったのだ。

そう、ご覧のとおり表面が生乾きっぽい。硬化剤の配分間違えたか?いやいやそんなはずは。1gまで厳密に量ったからな。

仕方が無いので、タルク粉をはたいて扱いやすくしてみた。そうしたら、うっかり和菓子の「葛桜」みたいになってしまったじゃないか。なんだこりゃ。


あずきが見えて、うまそうだ・・・。

皮をかぶせる前からすでにまんじゅうみたいなたたずまいである、って神童みたいな表現である。
「即位する前からすでに国王みたいなたたずまいである」
「元服する前からすでに大将みたいなたたずまいである」というような。

・・・これで終わりにしても、いっかな・・・いくないよね。
はい、さあ、ではいよいよ、まんじゅうの皮に包んでいきましょう。皮っつってもまた「粘土」だけどな。


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