一生分、餡のことを考える日々
皮を踏んで「にゅうっ」と出る餡を作るには、やはり柔らかい素材が適しているだろう。そこで、以前「オバQの手」を再現したときに使った「プリンゲル」、なかでも「硬度ゼロ」という、なんともくにゃくにゃな物体が作れる素材を使ってみる。
そう、ご覧のとおり表面が生乾きっぽい。硬化剤の配分間違えたか?いやいやそんなはずは。1gまで厳密に量ったからな。
仕方が無いので、タルク粉をはたいて扱いやすくしてみた。そうしたら、うっかり和菓子の「葛桜」みたいになってしまったじゃないか。なんだこりゃ。
皮をかぶせる前からすでにまんじゅうみたいなたたずまいである、って神童みたいな表現である。 「即位する前からすでに国王みたいなたたずまいである」 「元服する前からすでに大将みたいなたたずまいである」というような。
・・・これで終わりにしても、いっかな・・・いくないよね。 はい、さあ、ではいよいよ、まんじゅうの皮に包んでいきましょう。皮っつってもまた「粘土」だけどな。