上はご覧の通り、かなりの浮かれレベルを誇る作品。やはりここ名古屋にもいたか。というか、「ここがくさいぜ」ってカンで訪れてこれだけのもの見つけるぼくってすごくない?ねえ、すごくない?いや、それだけ一般的なものだってことに過ぎないのかな。
で、問題はこれだけのものでありながら周囲は我関せずだ、という点だ。前のページ中盤でふれた「浮かれ電飾地帯がない」というのは、これだ。浮かれ電飾鑑賞界においては「一匹いたら十匹いると思え」というのが定石なのが、ここでは一軒見つけたからといってそのまわりにたくさん見られるかというと、そういうことはない。われわれにとってはなかなか厳しい土地である。
そして、これは第二の仮説だが、名古屋では「よそはよそ、うちはうち」なのではないか。同調圧力が働かないというか、あるいは「隣がやってるものの真似なんぞするものか」という感じか。
まあ、あしかけ5年にわたって鑑賞し続けているとはいえ、ぼくの見てきた浮かれ電飾街のサンプル数などたかがしれている。したがって一般論としてまでは言えないが、仮説として提出したい。名古屋浮かれ電飾の特徴は「よそはよそ、うちはうち」である、と。
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