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年末年始とくべつ企画
 
年末スペシャル時代劇『江戸無血開城』
原っぱあり、古民家あり、もりだくさんの3本目。

〜撮影にいたるまで〜

一週間がすぎてついにギブアップをした。「すいません!編集部でだれか一人制作につけてください!」


下見時に館内を丁寧に案内してくださいました。洗足に行ったら寄ろう。一枚板の廊下とかあっておもしろいよ。

ネットくん本領発揮

二週目に突入。心臓をチャーシューのように糸で巻かれるような心地。第一週で色々調べた結果、一人じゃむりだ、ということが分かった。それくらいしか分からなかった。

制作にDPZ編集部から助っ人が来た。大学からの付き合いの石川くんだった。頼りなさそうな彼であるが、ものすごい特技がある。ネット検索だ。「石川ネットくん」とあだ名がつくほどの情報収集力で今までになかったロケ地の情報が初日から出てきた。いわく「自主映画の大半は許可を得ないゲリラ撮影」。がーん。

やっぱりそうかー、とがっくりしてたら翌日には洗足にある宮野家古民家という場所を探り当てた。電話連絡すると撮影の費用も安く見積もってくれた。すごいぞネットくん!


〜撮影現場から〜

古民家もでてくるが、特撮にふれたい。生首の宮城さんだ。


さむいから、とぴょんぴょんはねる愛くるしさ

非常にプリティー

宮城さんには全身緑のタイツを着て合成で透明人間になるという持ちネタがあった。あれ生首でいいんじゃない?と誰かが言い出して即採用。

ただ問題はうまく抜けるかどうかで、多分緑色が残るだろう、と「生首だけど緑色だ!」という台詞もあった。実際は緑色は消えてしまったので泣く泣くカット。現場ではどこまで消えるのかわからないので不安だらけだった。

このシーンまで宮城さんは全身緑でぴょんぴょん飛び跳ねていた。愛くるしさとむさくるしさを兼ね備えた緑のモンスターがいた。そして宮城さんは目を離すと寝ていた。

 

 

 

 
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