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かっこいい電車はいいなあ

通勤の途中、駅で電車を待っていると、かっこいい列車が通り過ぎることがある。
普通の通勤電車ではなく、遠くに行く時に乗る車両で、先頭には「○○ライナー」と書かれている。
長距離通勤している人に向けた、座席が確保されている電車だ。
乗ってみたい。
いつもの満員電車に乗りながら、横目でこの電車を見ると、とてもうらやましい。

工藤 考浩



ホームライナーにあこがれる

東京に限らず大都市圏には、通常の通勤快速などとは別に、乗車整理券などで座席が確保されたホームライナーと呼ばれる電車が走っている。
満員電車で立ちっぱなしではないかわりに、お金を払って座って通勤できるという電車だ。
ただ、このホームライナーは、ある程度の距離がある区間しか運転されていない。
たとえば東京駅からだと、小田原とか高尾とか、片道1時間程度の区間を走っている。
なので、乗りたいと思っても、その区間を通勤通学している人以外にはあまり利用する機会がない。
そもそもが通勤のために設定された電車なので仕方がないのだが、どうしてもうらやましい。


運賃とは別にライナー券が必要

乗った

僕の場合、会社までの通勤区間にライナーは設定されていない。
そのため、かっこいい電車が通過するのをながめているだけで、いつか用事ができたら乗ってみようと思っていたのだが、基本的に朝早郊外から都心に出社する人、夕方に都心から郊外へ帰宅する人向けにダイヤが組まれているので、乗車するタイミングはなかなかやってこない。
なので、まったくなんの用事もないのにライナーに乗ってみることにした。


ライナー券うりばに並んでいるのかと思いきや、違った

東京駅から高尾へ

時刻表でどのライナーに乗ろうか調べたところ、17時に東京を出発する中央ライナー1号という列車があることがわかった。
この時間だと通常の会社員はまだ仕事をしている時間なので、空いていそうだし、高尾から戻ってきてもそんなに遅い時間にならない。
ライナー券は出発時刻の25分前からの発売とのことなので、早めに東京駅に向かい、ライナー券を購入することにしよう。


18時2分に高尾到着の電車
まだ準備中

さすがに時間が早いので、ライナー券売機の前に行列はなかったが、タイミングによっては売り切れてしまう場合もあるらしい。
券売機のあちこちに、そういうたぐいの注意書きがあった。


まだ発売前でよかった
グリーン席は列車によってはプラチナチケット

買えた

発売時間になると「準備中」の画面から切り替わり、無事ライナー券を買うことができた。
ちなみに料金は500円。
東京高尾間の運賃は890円なので、この料金を高いと感じるか、安いと感じるか。
毎日の通勤に利用した場合だと片道でも1万円強である。
僕にはかなり贅沢な金額だ。


16時35分に画面が切り替わり
買いましたよ

じゃじゃーん、ライナー券

出発まで時間がある

ライナー券を購入後、出発まで時間があるので、長距離通勤のお供を購入した。
僕が思い描く「ライナーで通勤している人」のイメージに沿ってライナーをエンジョイしてみよう。


駅ナカの本屋さんと
お弁当屋さん


 

 
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