普通の電車も座れる
この時間帯の東京駅は、まだそれほど混雑はしていない。 ほぼ同時刻の高尾行きの通勤快速も、少し早めに乗車すれば着席できる。 ということは、ライナー券を買ってまで乗る必要はあまりない (通勤快速もライナーも、所要時間はほとんど変わらない)。 つまり、この時刻のライナーはかなり贅沢な、セレブな電車なのだ。
あこがれのライナーへ
通常、都心部の通勤で30分も電車を待つということはあまりない。 この点でもライナーは贅沢だと思う。 生まれて初めてのホームライナーなので時間をつぶすのに苦はなかったが、毎日となると何か考えなければならないだろう。
けっこう混んでいる
レッツエンジョイ通勤
僕がホームライナーを見ていてうらやましかったのは、もちろんかっこいい電車に乗れるというのもあるのだが、最もうらやましいのは、窓のところに置かれた缶ビールだ。 会社の帰りに電車の中でビールを飲むというのは、とても魅力的だ。 もちろん、普通の通勤電車でもやろうと思えばできるが、やはり他人の目が気になる。 けれどもライナーなら飲める。
けれども、実際のところはビールを飲んでいる人は少数だった。 それから、何となく経済系の週刊誌を読んでいる人が多いのではないかと思い、週刊ダイアモンドを購入した。 ライナーを毎日の通勤に使う人は、会社でもそれなりの地位で、経済のことなどにも興味を持っておかなければならないのではないのだろうかと考えたのだ。 ライナーに乗る人は、これからのグローバルスタンダードについても明るくなくては。
特に何もなく高尾に到着
東京駅から一時間と少しで高尾に到着した。 出発前ははじめて乗るライナーに少なからず興奮していたが、特に大きなドラマもなく到着した。 もちろん何事もなく到着するのが当たり前で、毎日通勤のためにドラマが起きてはたまらないのではあるけれども、事前に楽しみにしすぎたせいか、ややあっけない感じはした。