その2) ここが実はあれなのだ
次は中野区役所の横で撮った写真である。向こうに少し見えるのは中野サンプラザ。
中野サンプラザがレアなのではなくて…
いまから300年前、生類憐れみの令によって集められていた犬が収容されていた場所なのだ。教科書や物語で聞いたことがあるが、中野区役所のあたりだったらしい。
………歴史上の出来事だと思っていたものが話が知っている場所の話だった!というのが興奮して書いてみたものの、なんだかただの観光地の案内みたいで照れくさい。まごうことなきじじではないか。
中野の駅前には犬がたくさんいたらしいです、ということでそそくさと終わらせたい。
犬には1日に白米のほか、味噌187グラム、干しイワシ一合を与えていたらしい。味噌あげすぎである。いまそんなに味噌が好きな犬がいたらたぶんミソって名前になっていると思う。
その3) あとで調べたらすごい
さて、次はこの写真である。これもあとで知るととても珍しいものが写っているのだ。
手前右にある中ノ郷信用組合。ここを通るたびに聞かない名前だなと思って調べたところ、墨田区・葛飾区を中心にしている信用組合だった。墨田区葛飾区以外には北区、江戸川区そしてこの大田区山王にしかないのだ。
中ノ郷信用組合のうち、最西端・最南端に位置する店舗である。
うわあ珍しい。
地図を見てから改めて眺めると、本部から離れた場所で頑張っているソリッドな雰囲気すら感じる。そう見えない人はあと20秒ぐらい見てください。
正直言うと、調べてみるとなんでも珍しいポイントを見つけられるような気すらしてきた。
ならば完全思いこみで珍しいと思うことができないだろうか。これまでは地図や歴史の知識という補助輪があったが、それなしで感激してみたい。