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ロマンの木曜日
 
グッゲンハイム駐車場めぐり

グッゲン竜虎の図、大井

首都高湾岸線の大井南IC付近、ちょうど京浜運河を挟んで対岸に流通センターがあるあたりに、グッゲンを2本備えた倉庫ビルが2棟、向き合うように建っています。これをグーグルマップで見つけたとき、思わず「あっ!」と声を出してしまったほど興奮しました。



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この場所の地図を作ったグーグルの中の人もきっと「あっ!」と声を上げたと思う

実際現地へ行ってみると、その2棟はそれぞれ大手運送会社の基地が入っていて、建物の色もコーポレートカラーに塗られていました。環七通りを挟んで、お互いがグッゲンを構えながらまさに対峙している状態。

ファンとしては、グッゲンの迫力もさることながら、両者譲らぬ睨み合いにもう失禁してしまいそうな緊張感。

実際、寒くてトイレ行きたかったんですけどね。


クロネコのトラックと同じく緑がアクセント 飛脚でおなじみ青いトラックと同じ柱の色

南側に建つ倉庫は、柱を緑に塗ったグッゲンを両サイドに備え、まっすぐ正面を向いて仁王立ち。堂々とした風格に、見ているこちらも自然と背筋が伸びてしまいます。グッゲンも柱が細くて目立たない色なので、スパイラルを自然に感じ取ることができます。左右でスパイラルの向きを変えるという心憎い演出もあって、グッゲン物件としては世界有数の完成度と言えるでしょう。


必殺技は両方のグッゲンで挟んでぐりぐりします

いっぽう、北側の物件は周囲に森を配してなかなかその全身を見せてくれませんが、裏にまわると隠し持っていたグッゲンをバッチリ見ることができました。こちらはなんと楕円グッゲン!そして建物がグレーと水色に塗られていてクールな印象。


真ん中に入って上を見上げてみたい

魅惑のグッゲンアイランド、東扇島

続いて向かったのは、川崎の工業地帯の先にある埋め立て地、東扇島。ウェブマスター林さんの名記事「工場見物」の取材のときに発見して以来、ずっと気になっていたグッゲンです。

ところが、ここも今回出かける前にグーグルマップで調べたら、なんと2本のグッゲンを備えた倉庫が3棟も密集して建っていました!計6グッゲン!すげえ、グッゲンポリスだ!



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ことの重大さを皆さん分かってくれるでしょうか

海底トンネルを抜けて、久しぶりに東扇島に上陸しました。さっそく巨大な倉庫街の方へ入っていくと、期待通り次から次へとグッゲンが現れます。ここのは色は白で統一、柱と梁がフラットに接続されていて飾り気のない印象です。


ナチュラルグッゲン

歩きながら観察していると、グッゲンの真下の空間がぽっかり空いているのが見えました。特に柵もなかったので、ちょっとお邪魔して中から上を見上げてみました。


ここもこのまま美術館として使えるんじゃないか

真っ白い壁がアーチしている内側は下に植物が植えてあって、まるで中庭といった風情。スロープの外側に壁を造ってそこにアート作品を展示すれば、そのまま美術館として成立しそうな雰囲気です。何となく、ここは設計者のデザイン意識が見え隠れしているような気がします。

また、ここには一度に3つのグッゲンを眺めることができる場所があります。グッゲン越しに見えるグッゲンの背後にもうひとつグッゲン、という日本でも恐らくここだけの光景なので、グッゲンハイマーとしては必ず訪れておきたいポイントです。


見えたからと言ってたぶんご利益はありません

さて、ここまでいろいろなグッゲンハイム駐車場をめぐってきましたが、実際に中に入れるところはありませんでした。そこで、誰でも入れる巨大グッゲンハイム駐車場に行ってきました。


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