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ロマンの木曜日
 
何度でも書けるケチャップ文字に挑戦


問題点を洗い出す

先ほど作ったオムレツの失敗点は、まず色。黄土色を入れたのがいけなかった。
そして、あのレモンチックな型である。
この反省点、二点をふまえて再度チャレンジしよう。


ふたたびろうそくを砕きます

今度は溶かす前に絵の具を入れてみる
きれいに溶けた

型を自作する

黄土を入れるのをぐっと我慢して黄色のみでがんばったところ、ほんとうに卵を溶いて、なんなら生クリームを入れちゃいましたっていうくらいのレベルまでがんばった感じの液体ができあがった。
黄土色は万能ではなかったのだ。
そして懸案の「型」は、クッキングシートに切れ目を入れて、セロハンテープで固定して自作してみた。


クッキングシートの左右に、タテに切れ目を入れて
テープで貼った

だめだった

クッキングシートは、表面に加工を施してあり、セロハンテープがうまくくっつかなかった。
そのため、爪でゴシゴシしごいて貼り付けたのだが、それでも足りなかったようだ。
ロウを注いだら、思いっきり漏れてしまった。


あじゃぱー

アルミホイルで土台を

この皿は僕がいつもククレカレーやボンカレーや、時にはカレーマルシェを食べているお気に入りの皿であるのであるのだ。
その皿にロウがびっしりと付いてしまい、うわぁー、と狼狽してはいるが、それよりも目の前の問題を解決せねば。
型をどうしようか。
クッキングシートがダメならアルミホイルだ。
アルミホイルで土台を作り、そのうえにラップをしいて型にしよう。


またこぼれるかもしれないので皿はそのまま
もう一度型を作りました

こんどは上手くいった。
ロウが少しさめていたので、ラップの耐熱温度もクリアしていたようだ。
見た目も、なんだか料理上手な人が作るお菓子みたいで、これは期待が持てそうだ。


うっかりうまそう

いいんじゃない?

むはははは。
冷蔵庫で冷やしたところ、むははは、きれいに固まり、むはははは、ゆっくりとラップをはがしてみたら、むはははは、想像以上に素敵な出来映えで、むはははは、おもわずほくそ笑んでしまう。


どうですか、え?

期せずして上出来

ちょっと言っていいですか。
「おれ、すごい。」
試行錯誤、といってものべ2日間でこの仕上がりだ。
もしかしたら、才能があるんじゃないだろうか。


ラップのしわが、オムレツっぽさを演出
本物の食品サンプルに近づいたと思う

前回作成のオムレツと比べても、その出来映えの良さはよくわかる。
なんだかここですっかり満足してしまったが、本題はケチャップで字を書くことだった。


オムレツとデザートみたいだ
さて、書きますか

やっぱり楽しいぞ

満を持して、オリジナルケチャップ風字書きで、自作イミテーションオムレツに字を書いてみよう。
なんて書こうか。
まずは「オムレツ」だ。


ひゃー、オムレツって書けた

何度でも書けるのだ

オムレツに「オムレツ」と書く贅沢。
いままでずっとオムレツに「オムレツ」と書きたいと思い続けていたのだが、そんなベタなネタを書いてしまうなんて、もったいなくてできなかった。
でも、この自作ツールならば、なんどでも書き直しができるので、思いついたことを何でも書いていいのだ。


ティッシュで拭くだけで
ほら、まっさらなキャンバスがあなたの前に

何度でも書けるということは、間違えても修正が効くということだ。
これも心強い。
なんとすばらしいのだ。
夢の道具を手に入れた気分である。


1.デイリー…
2.あ、まちがえちゃった
3.でも、さっとふくだけで
4.書き直せます!


これは楽しいので真似してみるといいよ

楽しい。
まず、本物っぽいオムレツやケチャップが作れたのが楽しい。
「いやー、上出来上出来」と何度も心の中でいってしまった。
そして、ケチャップで自由に書けるのが楽しい。
こんな無邪気に楽しいことは、大人になると少ないものだが、この楽しさはなかなかだ。
僕の場合、だいたいいつもこういう制作系の記事は失敗して終わることが多いのだが、うまくいった喜びはひとしおだ。
今日のこの記事は、全体的に苦労も少なくて低予算なので、ぜひみなさんマネしてみてください。
たのしいですよ。
※溶けたロウは熱いので、小さなお子さんはおうちの人とつくってください。

大満足の結果でした

 


 
 
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