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土曜ワイド工場
 
手袋としての靴下
これは靴下か手袋か


寒い時期に欠かせない物と言えば手袋。 それに対して靴下は年中欠かせない。

それなのに両者の間には大きな隔たりがある気がする。 手袋は手編みだとかで贈られたりする一方、靴下は臭い物扱いされることが多い。

だからといって別に靴下に思い入れも何もないけど、 しかし形状的には靴下と手袋であまり違いはないのではないか。 五本指の靴下だってあるし、親指だけしか動かない手袋だってある。

だから靴下も手袋として充分使えるかもしれない。 いろいろな靴下で試してみたいと思う。

小柳 健次郎



これ履いてスポーツしたことなんてない。

安い靴下はやけに伸びる

まず手袋にするは普段履いてる安物靴下。いままで気づかなかったけど”Person's Sports”と書いてある。

まったく意味は分からないが、手袋として使う分にはウインタースポーツあたりと 人間の認識がゴチャゴチャになってプラスかもしれない。

引っ張ってみるととてもよく伸びる。さすが安物といった感じだけど 手袋としてなら腕まですっぽりカバーできるのでこれもプラス要素か。

 

餅かという伸び具合。
ゆえに広範囲なカバー領域。

ドラえもんみたいと思ったけど違いますね。

伸縮性能=指の動かしやすさ

まったく指が動かないんじゃないかと心配していたが結構動く。 三脚のハンドルも余裕で掴める上に、携帯電話で"こんにちは"と打つことも出来た。

携帯で文字入力なんて普通の手袋でも難しいのに、それが靴下では楽勝で出来る。

そんなことを知ってしまったら手袋業界から抹殺されるかもしれない。

これが目の粗い靴下の驚異的伸びだ!
挨拶が打てるというのは重要です。

 

見た目はどうかヤバイのか

機能的に想像以上でもこれは靴下。 それを手に着用してる人というのは見た目的にアウトではないのか。


自然。
超自然。

言われてみなければ手に被せてるのが靴下だとは誰も思わないだろう。 それくらい違和感がない。少なくともこの距離感では。

信号のボタンやドアの開閉など基本的なタウンユースにも対応。


足で押してるようにも見える。

透けてるもん。

暖かくない

ここまで良いところだらけに見えた靴下だが、ここで欠点が分かった。

暖かくないことだ。

いままでの利点を吹き飛ばす致命的な欠点の登場に一気に手袋としての価値が落ちる。 ただ素手よりは暖かいので防寒性能がまったくないわけではない。でも寒い。

以上の結果から安い靴下の手袋性能は以下のような感じです。

 

安い靴下の手袋性能


機動性特化型でした。

まったく同じ物をもう一足持ってた。

二枚重ね

先ほどの靴下の唯一の弱点は暖かさだ。 ならばそれを克服出来れば最高の手袋(靴下としては)になれるはず。

そこで今度は同じ靴下を二枚重ねしてみよう。 これで防寒性能は二倍だ。安物の良いところはたくさん買えることである。

しかしそれによって新たな問題が発生した。指先が動かせないのだ。 というか手が全く広げられない。腕の血行が苦しい。

あと見た目がブヨブヨですごく残念な感じ。

妖怪みたい。
持つだけは出来ます。

 

スゲー手が長い

暖かさを優先して二枚着用したら機動性が失われてしまった。 確かに重装備をすれば動きは鈍るが、靴下の重ね着は重装備と言っていいんだろうか。

こうなると不安になるのがもう一つの要素「見た目」だ。


さあ違和感はどうだ。
あるのか。

ある。

この日は今冬一番の真冬日で最高気温が-4℃。無謀。

そして暖かくない

指も動かないし、見た目も変。ただ靴下を一枚増やしただけでひどいパワーダウン。 こうなると防寒性能の方に希望を見いだすしかない。

が、この手袋(靴下)をして15分程そこらをうろうろした結果、 さっきのとほとんど変わらないということが分かった。

一枚の時よりは多少、本当に多少マシな感じもしたけど、 目が粗いからか風をバンバン通す。手袋がほしいと思った。

 


安い靴下二枚重ねの手袋性能


靴下は足し算でない。

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