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フェティッシュの火曜日
 
Rollyが欲しい

大型化する

 先ほどのバージョンでは動力が貧弱だったために、RollyをRollyらしく動かすことができなかった。そこで今度は大型化して、より強力な動力を搭載することで問題を解決したいと思う。

 本家Rollyが目指した小型化という方向性とは真逆の道を行くことになるが、気にしない。


このサイズの発泡スチロールは1個1000円くらいします



 ということで用意したのは先ほどと同じパーツの大きいもの。直径が30センチメートルある。手のひらと比べてもだいぶ大きい。



難しかったのでテープを使った

組み上がるとかなり大きい


 基本的には先ほどと同じものだが、大きいので「作ってる感」もひとしおだ。小学校教育でも「よくわからないがでかいもの」を作るという図工のテーマがあってもいいくらいだと思う。

 改良点として、さっきはべったりと貼り付けただけだったアームの部分を、ちゃんとパカパカと動くようにしておく。構想では、中に動力を入れれば動きに合わせてパカパカと動作してくれるはずである。


アームは厚紙で

上履きにナイキのマークを描く気分になった


 ニセモノスイッチ(中央のやつ)を取り付け、例によってSONYのロゴを書きこんで完成。さっきのRollyと比べてもだいぶでかい。その分苦労もでかかった。


親Rollyと子Rolly



 出来上がったRollyのはりぼてに動力となるあれを組み込み、さっそく動かしてみることにしよう。



笑顔



 動力というのは僕のことであった。僕がくるくる回りながら、糸で吊るしたアームをパカパカと動かす。これが僕なりのRollyだ。

 どうだろうか。僕はかなりいい線いっていると思う。Rollyを見たことがないという人がいたら、「こういうのだよ!」と自信を持って言える。(「これだよ!」とは言えない。)

 だが残念なことに、アームを吊り上げていた糸が外れてしまい、その場で修復することができなかったので以降はアームを手でパカパカさせることになってしまった。



公園に現れたRolly

対戦相手を待つRolly

音楽と花を愛するRolly

トイレに駆け込むRolly


凸面鏡とRolly

パトRolly

  こういうことをしているとだんだんと、物であるはずのRollyの気持ちが分かるようになってきた。

 もし仮に「4万円やるから、音楽にあわせてパカパカしながら踊って私を楽しませろ。私が好きな時にだ。」という命令をされたらどうだろう。 僕は絶対にはできない。

 文句を言わずに仕事をこなすRollyは凄いと思うのである。ありがとうRolly。そして僕はいつの日か本物のRollyを買おうと決意したのであった。

ロンリー

 というようなことを考えながら楽しく撮影をしていたら、公園の隅っこに、白昼堂々と女性のパンティだと思われるものが落ちていた。謎が謎を呼ぶこの事件に、筆者も困惑している。


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