3/26(木)
9:00〜 ダンスの練習
二日目。明日リハーサルがあるので、午前中はダンスの練習に当てることにした。会社でやるのは恥ずかしかったりうるさかったりでなにかと問題があるので、家でやった。
編集部のメーリングリストには、「今日はダンスの練習があるので午後から出社します」と送った。
もちろん塗り重ねも同時進行。ダンス、絵の具、ダンス、絵の具のへヴィーローテーションだ。
これまで意識して見てこなかったのだけど、モーニング娘。ってすごい。ダンスだって、「右手を振る(6回繰り返し)」みたいなのじゃないのだ。両手両足をフルに使って、しかも繰り返しなんてほとんど出てこない。最初から最後まで、ほとんど違う動きをしているのだ。
…できるわけがない。
モーニング娘。に絶望している間に、我らが絵の具娘。(なんだこの泥臭いネーミング)の4人は急激な成長を遂げていた。上の写真はどちらも、20層塗り上げたところだ。
石川は白い靴の上に、ジーンズが伸び始めた。そしてZくんは豆粒サイズではあるが、かなり盛り上がっている。実は形がかなりいびつだったりするのだが、それはまた後ほどお見せしよう。ひとまずは、その成長を喜ぶのみだ。
13:00〜 出社
ダンスはまったくできるようになっていないのだが、会社で色々やることもあるので、ひとまず出社。
その後、近所の公園でプープーテレビの動画の撮影などがあり(テンプラしながらリア王)、オフィスに戻ると、イベントで販売するDVDが到着していた。
慣れないデザイン作業やらなんやらでいろいろ大変だったDVDが、ついに製品になってできてきた。これ、ものすごく感慨深いです。しかし感慨にひたる暇もなく、中身の確認だけしてすぐにダンボールをとじ、イベント物販用に会場へ発送。イベントまで日がないのだ。(宣伝:DVDを買ってくれる人はこちらへ!)
16:00〜 再び、塗り重ね
そのあと他の部署の人が打ち合わせをしにきたり、メール処理なんかの通常業務もこなす。その間も、定期的に塗りを重ねることは忘れない。
立体のほうもかなり盛り上がってきた。
右のホラーっぽい奇岩みたいなやつ、当サイトのイメージキャラクター、Zくんである。
球ができないのだ。球をつくるには、一層下の絵の具より広い面積の層を上に重ねなければいけない。絵の具は液体なので、それがうまくできないのだ。せめて少しずつでも、と広げていった結果、 こんな奇岩みたいになってしまった。
Zくんの生みの親は、林さんだ。林さんは当サイトのウェブマスターであると同時に、僕の上司でもある。ついでに言うと会社では隣の席である。このおどろおどろしいZくんを見たら、なんて言うだろうか(あと、なんて査定をつけるだろうか)。これがZくんであることはひた隠しにしておこうと思う。(記事をアップした時点でばれてしまうわけだが、そのときの報告はメールで済ませよう)
ちなみに、このZくんはずいぶん縦長だが、まだまだアゴの部分だ。これから目、額のZなどがつく。長さは少なくともあと倍くらいになるだろう。まだまだ発展途上の絵の具Zくん。完成度の判断には時期尚早である。(もっともっと遠ざかるよ、という意味で)
いちばん難しいと思われていた、石川が意外とよくできている。それに比べて、簡単そうだから作った「フォルダ」。この溶けたアイスみたいなのはなんだろうか。
塗り方については、だんだんコツを掴んできた。下の層より上の層を広くしたいときは、一度絵の具を高く盛ってから、上から筆で押さえつけるとよい。 加えて、ある種のあきらめも獲得した。最初は3Dプリンタのコンセプトに忠実に、下の層から上の層に塗り重ねることにこだわっていたのだが、だんだんもうどうでもよくなってきた。塗り重ねだったらどの方向でもいいことにしよう。こうやって企画の趣旨はだんだん逸れていく。
とにかく、ズボンの出来のよさにすっかり気をよくした(フォルダはなかったことにしたい)。今日はもう帰ってダンスの練習しようっと。絵の具セットも持ち帰って作業の続きをするつもりだったが、ここまで背が高くなると運搬中に壊れそうなので、置いていくことにした。